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(公開日:2018.05.16)
ガザにおける衝突の激化を受け、パレスチナ自治区事務所代表の声明を発表

子ども支援の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンは、パレスチナ自治区ガザ地区での衝突が激化していることを受け、パレスチナ自治区事務所代表ジェニファー・ムーアヘッドによる声明を発表しました。

「今日15日も、ガザの子どもたちにとって悲劇的な一日となりました。14日には、催涙ガスを吸った生後8ヶ月の女児ライラ・アルガンドールさんが犠牲になり、今日葬儀が営まれ、遺体が埋葬されました。現地のスタッフからの報告によると、ライラさんと家族は警備フェンスから1キロほど離れた場所で被害に遭いました。


ライラさんの葬儀に参列する親族の子どもたち

14日は、2014年のガザ紛争以降で最大の犠牲者を出した日となりました。パレスチナ保健省によると、衝突で6人の子どもが命を落とし、220人以上の子どもが負傷しました。さらにそのうち150人以上は、実弾による被害を受けています。今年の3月以降14日までに犠牲になった子どもは、ライラさんを含め、少なくとも13人にのぼります。

3月の抗議デモ開始以前から、ガザでは病院が機能不全寸前で、病床利用率は90%に達していました。衝突で大量に発生した新たな負傷者は、病院の廊下で治療を受けたり、完治する前に家に戻されたりしています。世界保健機関(WHO)によると、適切な医療措置を受けるためにガザ地区から出ることを許可される人はほんのわずかで、このままでは子どもたちが必要な治療を受けられず、合併症の発症リスクが高まることも懸念されます。

衝突で負傷した子どもを持つ親や家族は、状況に対処するため懸命に努力はしているものの、10年に及ぶイスラエルによる封鎖や国際ドナーの関心の低下によってこれまでも無力感にさいなまれてきた上に、治療を継続するための経済的な余裕がなく、子どもの将来に大きな不安を感じていると言います。加えて、ヨルダン川西岸を統治するパレスチナ自治政府とパレスチナ自治区ガザ地区が分断されていることによる、現在も続く電力供給のカットや、ガザ地区の公務員給与未払いなどが、状況をさらに困難にしています。

子どもを犠牲にすることは、いかなる正当化もできません。セーブ・ザ・チルドレンは、全ての当事者に対し、ジュネーヴ条約、国際人道法・人権法にのっとり、子どもたちが衝突から守られる措置をとるよう求めます。セーブ・ザ・チルドレンはまた、全ての当事者が自制し、抗議活動が平和的に行われ、イスラエルの人々とパレスチナの人々双方の尊厳と安全が確保されるよう、当事者間で、今回の衝突の要因となっている長期的な課題に取り組むことを強く求めます。」

<セーブ・ザ・チルドレンのガザにおける活動>
セーブ・ザ・チルドレンは、ガザで活動する最大規模のNGOの一つで、子どもたちやその家族に対して教育支援、子どもの保護、食料・生計支援、心理社会的支援、就労支援を行っているほか、パートナー団体を通じて水・衛生支援なども行っています。

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
広報 田代範子、太田しのぶ
TEL: 03-6859-0011 E-mail: japan.press@savethechildren.org
ガザ地区およびヨルダン川西岸地区のスポークスパーソンへの取材のお申込み(英語)
Simona Sikimic +962 791 799 287(アンマン)

プレスリリースのPDFファイルはこちら 

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