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ベトナム
(公開日:2018.10.19)

【ベトナム 防災】学校における安全な教育環境づくり:小学校における「子ども防災クラブ」の活動から

 
「子ども防災クラブの活動を通じて、私たち生徒の声が学校に届くようになりました」
(プーニンA小学校、「子どもの防災クラブ」メンバーの生徒たち)


セーブ・ザ・チルドレンは、洪水などの自然災害が頻繁に発生するベトナム南部メコン・デルタに位置するドンタップ省タムノン郡において2017年から防災事業を実施しています。

この事業では、子どもたちの主体的な参加を促すため、事業対象となっている小学校9校で「子ども防災クラブ」の設立を支援しました。各クラスから選ばれた「子ども防災クラブ」のメンバーの児童たちは、月2回の頻度で集まり、ゲームや遊びを通して災害リスク管理・気候変動対応について学んでいます。


「防災ジグソーパズルゲーム」を楽しむ児童たち。
ばらばらになった災害風景を一つの絵に完成させ、
その災害内容と対策を考えるゲームです。
(2018年4月、プーニン・コミューン)


「子ども防災クラブ」のメンバーの児童たち
(2018年4月、プーニン・コミューン)

対象校の一つである、プーニン・コミューンにあるプーニンA小学校においても「子ども防災クラブ」が組織され、現在25人の児童が参加しています。今では、防災に関する啓発劇などを通して、クラブメンバー以外の児童に災害リスクの削減を呼びかける活動もできるようになりました。

これらの「子ども防災クラブ」の活動は、「子どもの権利条約」の重要な指針の一つである「参加する権利」にあたり、私たちセーブ・ザ・チルドレンが推進する「子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)」を促進し、それまで災害リスクの管理に重点が置かれていなかった学校環境に変化を生み出しました。

クラブ活動を通して、児童たちは自分たちの意見を表明できるようになり、彼らの意見は学校防災に関する意思決定に大きな影響を及ぼすようになっています。

子どもたちは、学校周辺における災害リスクの可視化(リスク・マップの作成)などの作業過程において自分自身の意見を反映させることを通じて、災害リスク削減のために積極的に取り組むようになりました。子どもたちの意見を取り入れて、毎週月曜日の全校集会の時間に防災情報を共有するコーナーを設定し、全校児童に対して定期的に新しい防災知識を伝えることにした学校もあります。

この事業では、タムノン郡の小学校9校でこれらの「子ども防災クラブ」の支援をしてきました。クラブの活動は、各学校が子どもたちの意見を取り入れた防災の取り組みを今後より発展させていくための重要な基盤を形成しつつあります。子どもたちの活動が、学校や周辺地域社会の防災に対する積極的な取り組みをさらに促進させていくことが期待されています。


プーニンA小学校の「子ども防災クラブ」メンバーは
事業終了ワークショップにおいて、防災に関する啓発劇を披露しました。
(2018年4月、タムノン郡)

本事業はみなさまからのご寄付、株式会社ファミリーマート、および外務省のご支援により実施しています。

(海外事業部 ベトナム防災事業担当 鶴岡)

 

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