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インドネシア
(公開日:2017.03.22)

【交通安全】9月の活動のハイライト

 
1.セーブ・ザ・チルドレンによる子どもたちへの交通安全研修の継続

交通安全事業が3年目に入ってから、学校側が実施する交通安全教育や啓発活動が増えてきましたが、セーブ・ザ・チルドレンも対象校の児童・生徒たちへの研修を継続しています。対象となるのは、小学校4年生と中学校1年生。交通安全の知識を仲間に伝えたり、率先して実践する意欲がある30人の子どもたちが、学校の代表として研修に参加します。


子どもを対象とする交通安全研修のマニュアルより。
教室の椅子を乗り物に見立てた実演学習の方法が紹介されています。

14時間の内容を、2日間から3日間かけて学習する研修マニュアルは、
「ロール・プレイや問いかけを用いた導入」
「デモンストレーションや物語を通じた説明」
「クイズやゲームなどを通じた知識の習得・理解度のチェック」
「壁新聞・ポスター・ステッカー作成などによる学習成果の発表」
「展示会・プレゼンテーション・小規模キャンペーンなどによる知識の伝達」
「子どもたちの取り組みを通じて研修が運営できたことへの感謝の表明」
という過程を盛り込んだ構成です。

「横断歩道を渡りましょう」「ヘルメットを被りましょう」と口で伝えるだけでは、なかなか変わらない子どもたちの行動。けれども、研修で「横断歩道がないから渡れないよ」「親がヘルメット持っていくの、面倒臭いって言うもの」といった問題を話し合ったり、仲間と一緒に作業やゲームをする中で、子どもたちは交通安全への理解を深め、自分たちに共通する課題として受け止めてゆきます。

対象校の教員たちにとっても、このような研修に子どもたちと一緒に参加することが、自分がどのように子どもたちに交通安全知識を伝えたらよいのかを考える機会となっています。


子どもを対象とする交通安全研修のマニュアルより。交通事故を社会の問題として考えるページも。
上の表では15県市の5-14歳の子どもの死因と割合が紹介され、
交通事故はその第1位(12.5%)を占めています。


2.ピア・エデュケーターの研修

交通安全事業研修が始まった2015年からは、積極的に仲間に交通安全知識を伝える子どもたちが出てきました。そこで2016年4月より、対象中学校15校で交通安全研修に参加した生徒の中から、各校代表者10名に対して「ピア・エデュケーター」(同世代の仲間に知識を広める指導役)になるための研修を開始。9月には数グループに分けて開催された研修が完了し、150人のピア・エデュケーターが誕生しました。


対象中学校3校の生徒が参加した、ピア・エデュケーター養成研修。
ピア・エデュケーターになることを希望する生徒は多く、
各校10名の定員を上回る応募がありました。(2016年9月2日撮影)



ピア・エデュケーター養成研修の一場面。
自分たちの学校の交通安全状況を分析しています。(2016年9月2日撮影)


7月のハイライトでご紹介した、生徒たちによる校内での啓発活動など、ピア・エデュケーターたちは研修で身につけた企画力を、実践の場で発揮しはじめています。


ゲームなどで場面を切り替えたり、チームの雰囲気を良くする方法も、
ピア・エデュケーターには大切なスキルです。(2016年9月2日撮影)

(インドネシア担当 石川智香子)

 

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