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タイ
(公開日:2019.04.15)

【タイ 水の事故予防事業】子どもたちのための水の事故予防事業を開始しました

 
タイでは、過去10年にわたり、水にまつわる事故が子どもの死亡原因の第1位となっています。タイは水資源に恵まれ、身近に川や湖などが多くあるにもかかわらず、3分の2の子どもたちが泳げないとされています。また、安全に水で遊ぶ際に、水の事故の予防方法を知っている子どもは、さらに限られています。


溺れそうになっている人を見たら何をすべきか。
救助についても正しい知識が必要です

特に、学校が長期休暇に入る春(3月から5月)には、川などに遊びに出かけ、事故に遭う子どもが少なくありません。また、川をボートで渡って通学する子どもがボートから転落して溺れてしまう、という事故も起きています。

子どもたちが安全に生活することができることを目指し、セーブ・ザ・チルドレンは、タイにおいて、2016年から2年間にわたり水の事故防止のための啓発教材の開発や、事故予防・救助方法の訓練などを行ってきました。


学校で実施した救命道具の着用方法についての講習

これまでに実施してきた事業から、まず、日常のさまざまな場面に存在する危険な場所や場面について、子どもたちが正しく理解する必要があることが分かりました。また、学習方法については、研修を受けた講師や生徒たちがそれぞれの学校で企画・実施する啓発活動に対して、他の生徒たちの関心が非常に高いことが分かりました。


子どもたちが考えた水の事故予防のための演劇のイラスト

このような学びを経て、2019年3月から、セーブ・ザ・チルドレンは、新たにバンコク市内の14校の学校を対象に2年間の事業を開始しました。この事業では、各学校における水難事故予防のための水泳訓練や救助方法の訓練のほか、研修を受けた生徒たちが中心となって、演劇や、ポスター制作、物語作り、研修内容の伝達などを通して、他の生徒たちに対する水難事故予防の啓発活動も行います。

また、障害のある子どもは、迅速に情報を受け取ることができないなどの理由で、特に災害や事故に巻き込まれる危険が高いことも判明しています。そのため、これまでの事業においても啓発のアニメーション映像に手話を取り入れるなどしてきました。本事業においても、国レベルで、障害のある子どもが理解・習得できる形で水の事故予防のためのプログラムが実施されるよう、インクルーシブな水の事故防止ガイドラインづくりや、教育省などへの働きかけも行っていきます。


啓発のアニメーションには、英語もしくはタイ語の字幕と手話(右下)が入ります

セーブ・ザ・チルドレンは、子どもが、予防可能な事故で命を落とすことがないよう、水の事故予防のための活動を実施していきます。

本事業は、皆さまからのご寄付および株式会社ファミリーマートのご支援により実施しています。
(海外事業部 タイ事業担当 福田)

 

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