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日本/国内災害
(公開日:2018.08.27)

【西日本豪雨 緊急支援】子どもたちの一日と保護者の声 岡山県「被災地域の子どもの安全・安心な居場所」

 
セーブ・ザ・チルドレンは、岡山県が実施する「被災地域の子どもの安全・安心な居場所」事業に協力しています。
7月18日の開設以来、幼児から小学生まで1日20人から30人ほどの子どもたちが参加し、思い思いに遊びや学習をしながら過ごしています。子どもたちの元気な声が響く、「居場所」のある1日の様子をご紹介します。
 

<9:45ごろ 「居場所」スタート>
「おはようございます!」 避難所からのバスや保護者の送迎により、子どもたちが続々と到着。点呼の後、「皆にやさしくする」「物を大事にする」など、子どもたちが決めた「ここで大切にしたいこと」を確認します。

<10:00ごろ 室内での自由遊び>
室内で自由に遊ぶ時間です。お絵かきをしたり、粘土で遊んだり、友達とボードゲームをしたり、本や漫画を読んだり。子どもの意志が尊重され、それぞれの子どもが自分で選んだ遊びをして過ごします。その間、事業を総括する地元NPOの代表や、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフ、そして保育士や教員などからなるボランティアが、子どもたちの安全を見守ります。

<11:00ごろ 外遊び>
暑さ対策に配慮のうえ、希望する子どもたちは日陰での外遊びへ。自然に恵まれた環境のため、セミなどの虫取りを楽しむこともできます。初めて参加した子どもも、皆と一緒に体を動かして遊ぶことですっかり打ち解けきた様子です。
 

<昼食>

この日の昼食はから揚げ定食。「一番好きな食べ物はから揚げ!」と喜ぶ子どももいました。毎日の昼食も、セーブ・ザ・チルドレンが支援しています。被災直後に避難所の生活などで食材が限られていた時期、「居場所」の昼食で新鮮な野菜や調理された温かい食べ物が食べられて嬉しいという声が聞かれました。
  

<午後 学習や自由遊び>

自主学習や夏休みの宿題に取り組む小学生の子どもたちもいます。「居場所」の一角に設けた学習コーナーでは、算数ドリルや漢字ドリルを広げて集中した表情の子どもたち。友達同士で教え合う姿もありました。
そして、午前同様、ブロック遊びや粘土遊びなどをしながら過ごす子どもたちもいます。遊びをしながらふと、子どもが被災について話すこともあります。スタッフやボランティアは事前に「子どものための心理的応急処置」について説明を受けており、災害を経験した子どもが示す反応を受け止め、発せられる声にしっかりと耳を傾けて対応します。



<15:30ごろ 皆で清掃>
一日過ごした「居場所」の清掃は、子どもたちが中心になって行います。遊んだおもちゃを元の位置に片付けて、床には雑巾をかけます。雑巾がけレースで盛り上がる子どもたちも。

 
<15:45ごろ 終了>
きれいになった部屋で紙芝居や絵本の読み聞かせが行われ、「居場所」の一日が終わります。それぞれ、バスや保護者の迎えで帰宅します。
この後、スタッフとボランティアで一日を振り返り、活動の改善につなげます。


保護者の声
この「居場所」に子どもが参加している保護者の一人はこう話します。
「私たちの家は2階まで浸水して、全壊扱いになりました。まさかこんな災害が自分たちの身に起きるとは、思ってもいませんでした。今もまだ現実だとは思えません。今日も一日中家の片付けをして、泥で汚れたおもちゃや写真を洗っていました。そんな中で、この場所があって本当に助かっています。娘はこの場所をとても気に入っていて、特におままごとを楽しんでいるようです。『今日は買い物に行く?』と聞くと、『買い物じゃなくておままごとのところに行きたい!』と答えたこともあったほどです。本当にありがとうございます」


「被災地域の子どもの安全・安心な居場所」は、子どもの居場所を設置することにより、子育て家庭が安心して家の片づけなどができる環境を整えるとともに、避難生活が長引くことにより子どもがストレスや健康上の問題を抱えないよう、子どもが安全に、安心して過ごすことのできる場所を確保するためのものとして開設されました。岡山県保健福祉部子ども未来課が主体となって実施され、岡山県で活動するNPO法人きよね夢てらすが運営の総括を担っています。セーブ・ザ・チルドレンは、総社市、岡山県立大学などとともに、この運営に協力しています。
この事業は、8月31日まで実施される予定です。

 

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