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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2014.04.02)

福島:葛尾村再会キャンプの感想文集が完成!(2014.04.02)

 



震災から3年を迎えましたが、福島県では、原発事故の影響でいまだ多くの子どもたちが故郷から避難を余儀なくされています。葛尾村もそんな自治体の一つです。公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、散り散りになった葛尾村の子どもたちが再会できる場所を設けようと、2013年夏に実施された「かつらおっ子絆キャンプ」を支援しました。

このほど、参加した35人の子どもたちやボランティアとして関わった福島大学生のスタッフが、キャンプの思い出を綴った作文を集めた事業報告書が出来上がりましたので、ここに報告します。

報告書は、約50枚の写真集や子どもたちの感想文からなり、全28ページ。巻末には、スタッフとして協力した福島大生が作成したスライドショーのDVDなども含まれています。この報告書の作成にあたっては、キャンプ開催と共に、サントリーホールディングス株式会社のご支援をいただきました。

もともと葛尾村で生まれ育った子どもたちですが、今回の参加者の中には、いわき市や相馬市、郡山市など各地に避難している子もおり、県内各地12の小中学校にそれぞれ通っています。作文を読むと、大半の子どもたちは、宝探しやバーベキュー、キャンプファイヤーといった野外活動を心から楽しんだようです。何より、なじみのある葛尾の仲間たちと過ごした時間に大きな喜びを見出したようです。



4年生の女の子は「かつらおっ子キャンプなので知ってる人がたくさんいて良かった」と振り返りました。中学1年生の男の子も「懐かしい友達に会えたことがとてもうれしかった」と率直な感想を綴りました。別の4年生の女の子は、ずっと会っていなかった友達に再会できたことを喜び、夜もずっと話が尽きず、結局テントで眠りについたのは午前1時半だったそうです(夜更かしはいけませんが、これは仕方ないですよね)。翌朝のレクレーションの競走では、その友達と一緒に走ったそうで、「いっしょにゴールできたのがすごく楽しかった」と記しました。

たった二日間のキャンプですが、子どもたちの胸には、それぞれ忘れられない大切な思い出が刻まれたようです。ある6年生の女の子は「キャンプでは、協力すること、思いやりなど、大切なことを学んだ」と書きました。まだ見えぬ未来に対し、不安になることもあるでしょう。キャンプを通して再確認した葛尾村の絆が、そんなとき、心の支えになってくれるのかもしれません。

キャンプの夜、子どもたちの宝物を集めてタイムカプセルに封印しました。そのことに触れ、主催したかつらおスポーツクラブの中島道男会長は、報告書の挨拶をこう結んでいます。

「タイムカプセルの開封については5年後の開封と言うことで、今回参加いただいた全員が再会できるよう祈念しています。できれば葛尾村で開催したい」。

SCJは今後も、葛尾村をはじめとする福島の子どもたちが健やかに育ち、過ごせる環境を取り戻すためのお手伝いを、続けていきたいと思います。

(福島事務所・中村雄弥)


 

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