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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.03.11)

子どもまちづくりクラブ〜この春高校を卒業したメンバーの声2014〜(2014.03.11)

 

東日本大震災から3年。震災直後の20116月より岩手県山田町・陸前高田市、宮城県石巻市で活動を続ける子どもまちづくりクラブでは、子どもたち自身が地域の復興に向け、声をあげ、参加しています。この春、子どもまちづくりクラブ発足当初から活動してきたメンバー2名が高校を卒業し、大学に進みます。今回はその二人と陸前高田市長とのラジオ対談の様子、そしてメッセージをお届けします。

 

高校を卒業し、大学へ進学するメンバー二人が、市長と対談

2014225日、陸前高田災害FMにて、陸前高田市子どもまちづくりクラブ「絆〜save the hope TAKATA〜」(通称・絆クラブ)メンバー2名が陸前高田市の戸羽市長と対談しました。これまでずっと子どもまちづくりクラブを応援してきてくださった戸羽市長と、二人はどのような話をしたのでしょうか?まずは、その時の様子を動画でご覧ください。

 

 

※本収録は陸前高田災害FMでも315日(土)15:30〜、319日(水)15:00〜に放送予定です!サイマルラジオで陸前高田市外にお住まいの方も視聴可能ですので、ぜひお聞きください。

 

子どもたちの声〜子どもまちづくりクラブでの活動を振り返って〜

震災当時、中学3年生だった二人。高校入学後、20116月の陸前高田市子どもまちづくりクラブ発足当初から活動してきた二人は、これまでの活動を振り返って次のように語っています。

 

東日本大震災から3年が経ち、当時中学3年生だったわたしも春から大学生になります。震災後、ずっと続けてきた子どもまちづくりクラブも、ついに卒業することになりました。

赤いTシャツを着たおとなたちのもとへと続く白い幕をくぐったあの日から、わたしの人生は大きく動いたと思います。たくさんの人たちに出会って、話をすることができました。わたしより若い()子どもたちと、夢のようなまちの姿を一緒に考えることができました。正直、陸前高田の子どもまちづくりクラブが計画した「あかりの木」が、目に見える形で実現してしまうなんて思いもしませんでした(ミニなのでこれからは後輩たちが頑張ってくれると思います!)

岩手県山田町、宮城県石巻市の仲間たちも、それぞれの形で“夢のまちプラン”を少しずつ実現していって、子どもの力を強く感じました。子どもまちづくりクラブで活動したことで、自分がこれからまちを担っていく存在であることを自覚することができたし、一緒にまちをつくっていく仲間に出会うこともできました。

これから高田を離れることになるけど、この子どもまちづくりクラブの活動を通して感じたこと、学んだことをずっとずっと大切にしていきたいです。わたしは大学にいって、主に心理学を学んで資格をとりたいと思ってます。震災があったからこそ決めた目標です。防災についても自分で時間をつくって、一から勉強するつもりです。子どもまちづくりクラブがなかったら、「防災を勉強しよう」なんて正直思わなかったかもしれないです。3年間まちづくりクラブで活動したからこそ、まちづくりや防災への意識が自分のなかに生まれました。本当に、やってよかったなぁって思います。

これからはどんな形になるかわからないけど、子どもたちの声を聞いて、サポートしていく側になります。わたしの声を聞いて一緒に考えてくれたおとなたちのように、わたしも子どもたちの力を信じて、サポートしていきたいです。

たった2人から始まった子どもまちづくりクラブ。いまではたくさん応援してもらって、本当に大きな存在になりました。これから先何年経っても、子どもまちづくりクラブがまちにとって大きな存在であり続けることを願っています!

(岩手県陸前高田市・高3女子)


 

私はこれまで子どもまちづくりクラブの活動を通して多くの方々と出会い、そして様々なことを学んできました。
私が一番印象に残っている活動が、定期的に行われてきた東北子どもまちづくりサミットと地域で行う子どもまちづくりクラブ報告会です。サミットでは子どもまちづくりクラブのある陸前高田、山田、石巻の三地域からだけではなく、全国からたくさんの方々が参加して下さいました。そこで私たちは、今まで自分の地域でどういった活動をしてきたのか、またどういったまちにしたいのかを発表し、お互いに意見交換を行いながら、案の改善点や良いところ、新しい案を生み出したりします。そして、サミットで出された案を元に、自分たちの“夢のまちプラン”を改良し、今後の活動計画を立て、地域の報告会で地元の人々に発表します。そこでもサミットと同様に意見交換を行い、さらに良いものを考えていきます。
私たちはこの活動を行ってくる中で、“自分たちの考えを発信し、多くの人々に聞いてもらい、新しい発見やアドバイス・改善点を見つけ、よりよいものを作り、また発信する”という、子どもとおとなが一緒に復興を考えていく上で一番大切なことをできるようになったと思います。
私はこのサミットと報告会を継続してきたことによって、子どもたちに自信がついたと思います。自分たちが自分のまちのために一生懸命に考えたことを、真剣に聞いてくれる仲間やおとながいるということを知って、もっとこうしたい、こうすればもっと良くなるんじゃないかと考え、それを言葉にして相手に伝える。子どもまちづくりクラブが発足した時なかなかできなかったことが、今ではできるようになりました。
私がこの活動を通して学んだことは、思うだけでなく、発信することが大事だということです。自分の考えを伝えることによって自分でも気づかなかったことに気づけたり、自信にも繋がります。またコミュニケーション能力も育てることができます。
子どもまちづくりクラブの活動は私を成長させてくれたと思います。今後はまちづくりクラブに参加している子たちのサポートをしていきたいです。

(岩手県陸前高田市・高3男子)

 

これからも復興に向けて、地域の一員である子どもたちとともに!

東日本大震災により甚大な被害をもたらされたまちを前にしながらも、“夢のまちプラン”を描き、その実現に向けて、歩んでいる子どもまちづくりクラブメンバー。復興に向け、子どもたちが声をあげ、参加する機会をおとなが提供することで、子どもたちは“被災”という現実に向き合い、子どもたちだからこそできることに取り組んでいます。

復興までまだ長い道のりが続きますが、子どもたちは“未来を担う”だけでなく、“今を生きる”地域の一員です。これからもセーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちとともに復興に向けて、歩んでいきます。

 




(報告:遠野事務所 山田心健)


 

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