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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2014.09.26)

【福島:放射能リテラシー(8)】いわき市の学童保育で親子ワークショップを実施!(2014.09.26)

 

放射線ってどんなもの?放射線ってどんな影響があるの?除染してとった土はどこに捨てるの?

これらは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)が、夏休みにいわき市の放課後児童クラブで行った「放射能リテラシーワークショップ」(文末参照)で、参加した子どもたちから出された質問です。

これまで、ワークショップは主に中学生を対象に実施していますが、今回はいわき市の放課後児童クラブで、子どもだけでなく、保護者も一緒に参加する親子ワークショップを実施しました!ワークショップの進行役は、NPO法人市民科学研究室の上田昌文さんです。

参加したのは、児童クラブの子どもたち、小学校4年生から6年生までの15人とその保護者5人の方々。中学生向けのワークショップは、3回のセッションからなりますが、今回は子どもと保護者向けのワーク ショップということで、最初の90分は親子参加のワークショップ、後半30分は、子どもたちは校庭で放射線量を測り、保護者の方には上田さんとの意見交換、質疑応答の時間を設けました。


                        初めてのワークショップにちょっと緊張気味…!?
               

今回のワークショップの構成(90分)

                                                     

展開

ねらい

子どもの活動内容

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震災の経験を振り返り、 放射線に関する知識、 関心があることをグル―プで共有する             

●「体験したこと」「放射線について知っていること」「知りたいこと」を付せん紙に書き出し、共有する
ここで出たカードが、ワークショップで話し合う内容やレベル設定の基盤となっていきます。

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放射線の基礎を学ぶ

●子どもたちは、ファシリテーターの説明やスライドを聞いたり、問答をしたりしながら、放射線についての基礎的な知識を身につけます。特に、外部被ばく、内部被ばくや食の安全について学びました。給食の食材を気にする母親に従い、学校にお弁当を持ってくる男の子の新聞記事を使って話し合いをします。

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福島県産品の検査結果 データを元に、毎日の 食事について考える

●10種類の食材を選ぶゲームを通じて、福島県産品の現状を知り、理解を深めます。

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【子ども】身近な環境の空間放射線量を知る

●グループごとに空間放射線測定器を用いて、校庭や倉庫裏など、学校の敷地内で線量を計測します。

【おとな】ファシリテーターに放射線に関する質疑応答をする

●子どもたちが校庭に出て計測をしている間、保護者が日頃抱えている不安や疑問を、ファシリテーターに直接質問します。

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外部被ばくの避け方、軽減方法を学ぶ

●各グループが計測した数値を全体で共有し、学校の放射線マップを作成します。放射線のたまりやすい場所、外部被ばくの軽減方法を学びます。




【話してみよう〜震災の時はどんなことがあった?放射線について心配なことは…?〜】
今回参加した子どもたちのうち、4年生は、震災当時、まだ幼稚園に通っていて、6年生は小学校3年生でした。それでも、「買い物に行くと食料品がなくなっていた」、「幼稚園にいていきなり地震がきた。家に帰るとタンスが倒れてとてもぐちゃぐちゃになっていた」など、震災の経験を今でも覚えています。そばにいた保護者と「こんなことがあったよね」と話す子どももいました。


                      子どもたちは次々と疑問や当時の経験を書き出します


【毎日の食事について考えよう〜ばんごはんで食べたいものは?〜】
ここでは、中学生ワークショップでも好評だった食材選びのゲームを行ないます。子どもたちは「コレ食べよう!」「どうしようかな〜」と考えながら、10種類の食材を選んでいきます。安全な食材選びは、保護者の方にとっても大切なテーマ。子どもたちと一緒にワークに参加しました。

                          「たくさんの食材があって迷っちゃうなぁ…」
 

ファシリテーターの上田さんが、「ふくしま新発売。」のデータを使って数値を見せると、子どもたちからは「へ〜!」「わー!」という声が…!保護者の方々も、結果を見て福島県産品の現状を知り、「なるほど〜」と感心している様子でした。


【子どもたち:校庭の放射線量を測って、放射線マップを作ろう!】
ワークショップも後半に入り、いよいよ校庭の放射線量を計測します!子どもたちは、自分たちが測ってみたい場所を選び、散らばりました。付き添ったSCJスタッフの助言に従いながら、草が生い茂り、側溝がある場所や児童クラブとフェンスの間を真剣に計測します。そのあと、子どもたちは、児童クラブに戻り、計測結果を地図に書き込んで、みんなで「放射線マップ」を作ります。上田さんはマップを見ながら、どんなことに気をつけて学校や学童での生活を送ればよいか説明しました。




【保護者の方々:ファシリテーターと放射線に関連した質疑応答】
子どもたちが外で計測をしている間、保護者の方々はファシリテーターの上田さんに放射線に関連しての質問をしたり、意見交換をしたりしました。保護者の方からは、食べ物の安全性や子どもたちの健康への影響などについて質問が挙がりました。まだまだ分からないことが多く、必ずしも絶対的な答えがないという状況にいかに向き合っていくか、保護者の方々の様々な思いが感じられました。


子どもたちと保護者の皆さんの声 
アンケートの結果を見てみると、子どもたち15人全員が、「ワークショップの内容はとてもよかった」と回答!保護者全員からも「とてもよかった」または「よかった」と回答がありました。面白かった活動としては、子ども、保護者ともに、「ばんごはんの食材選びゲーム」を挙げています。また子どもたちは、校庭での放射線量の計測やスライドを使っての学習も興味深かったようです。

「放射線のことについて学ぶことは大切だと思いますか?」という質問に対しては、子ども全員が「そう思う」と答えており、その理由として、「これからの未来、生活を考えるきっかけになると思うから」、「放射線について知っておいて、対策などを考えたりできるから」、「わかっとかないと危ないときに活用できないから」といったものがありました。最後に、アンケートから子どもと保護者の皆さんの感想をお伝えします。

<子どもたちの声>
・楽しく学べたのでもう一回やりたいです。それにもっとほうしゃのうのことをしりたいです。
・ 自分で実際に放射線量をはかったのは、初めてだったからいろんな所をはかれてよかった。
・放射線やじょせんなどいろいろなことを知れてよかったです。

<保護者の方々の声>
・ 私自身、1年2年と過ぎてきて少しずつ他人事のように思う時があります。今回のようなワークショップに参加することにより、「忘れてはいけない」「きちんと向き合って考える」ことを続けていきたいと思います。
・ 思ったより子どもたちは色々考え、知っていると思いました。


今回のワークショップは、小学生には少し難しい内容もありましたが、子どもたちは、最後まで頑張って参加してくれました。また保護者の方々からは、低学年の子どもたちも学んでほしいというご要望をいただいています。今回のワークショップをよく振り返り、親子ワークショップがどのように展開できるか考えていきたいと思います。


 (報告:福島事務所 佐々木未央)


<放射能リテラシーワークショップについて>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、福島プログラムの一環として、2013年9月から放射能リテラシープロジェクトを始めました。このプロジェクトは、福島の子どもたちが、放射線について学び、さまざまな情報や報道を読み解き、自分なりに判断する力を身につけることを目的としています。昨年11月から試作版ワークショップが始まり、2014年9月現在、福島県福島市といわき市の中学校、放課後児童クラブで実施しています。


 

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