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日本/東日本大震災/福島
(公開日:2015.01.26)

【コメラさんさん(22)】 山からの“おくりもの”キャンプ(2015.01.26)

 

毎日寒い日が続いています。でも、元気で外で遊ぶ子どもたちにとっては、冷たい北風も友達です。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)は、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社(以下ユニリーバ)の「ユニリーバこども笑顔プロジェクト」を通じて、福島の子どもたちに、自然体験や外遊びの機会づくりに取り組んでいます。2014年は、「子どもが自然と遊ぶ楽校ネット」と協力のもと、夏のキャンプに続き、秋と冬にもご協力いただきました。11月22日から24日まで南会津町で、12月23日から25日までいわき市でそれぞれ開催しました。今回のブログでは、美しい山々が広がる南会津町の会津山村道場で行われた「山からの“おくりもの”キャンプ」の様子をご報告します。

≪1日目:不安と緊張とワクワク!! 楽しいキャンプのはじまり≫
会津山村道場というのは、もともと1937年(昭和12年)に、山村の農業技術を学ぶためにつくられた施設です。今は、当時の面影を残した山荘(コテージ)と野外活動ができるいろいろな施設があります。

3時間近く、バスに乗ってやってきたのは、福島市、郡山市、いわき市を中心に県内の子どもたち23人。到着すると、子どもたちは、道場で飼っているうさぎたちに挨拶。うさぎから見たら子どもでも巨大な生き物。怖がらせず、仲良くなるためにはどうすればいいのか、そんなことも学びました。

大人気!うさぎのお世話。仲良くなりうさぎも安心して抱っこされています。


≪子どもミーティング≫
夕食後は子どもミーティング。3日間、楽しく過ごすためにはどうすればいいのか、みんなで考えます。「他の人が話をしている時はちゃんと聞こう」「遊ぶ時はおとながいる所で」自分たちで考えた楽しく過ごすための約束、守れるかな?明日もいっぱい遊ぶためにおやすみなさい・・・

≪2日目:全てが初体験!自然素材拾い&クラフト作成&キャンプファイヤー≫
今日は、みんなが楽しみにしていたクラフト作成の日!松ぼっくり、赤や黄色の落葉、どんくり、栗の実、大きな木の枝・・・みんな、作りたい作品のイメージを思い浮かべながら森の中を探して歩きます。

「あっ!こっちに栗発見!!」「あの木の枝がかっこよくていい感じ、大きいからのこぎりで切ろう」「この落葉、すごくきれい!」森の中に子どもたちの声が響き渡ります。そして、見つけた木の実や木の枝を使って、さっそく作品づくり。

                                       かわいい栗の実を拾ったよ。


木を削って刀・弓矢・剣を作る子もいれば松ぼっくりにデコレーションをして首飾りを作る子も。みんな真剣な表情で思い思いに仕上げていきます。ナイフやのこぎりの使い方もとっても上手になりました。

                       ナイフを使いこなせるようになれば一人前なのだ!


夜はみんなが楽しみにしている冬の星空の下でのキャンプファイヤー。・・・と、そのためには薪が必要です。火が付きやすいように細く短い枝・中くらいの枝、そしてしっかりと燃え続けるために大きな木が必要です。森に入りみんなで手分けして探し、集めます。ここで活躍するのはクラフト作成でのこぎりが上手になった男の子。頼もしい限りです。大中小様々な薪を組み合わせて準備完了!夕食後にいよいよキャンプファイヤーです。

辺りは真っ暗、晩秋の南会津は吐く息も真っ白です。夕方、みんなで頑張って拾った薪は一気に燃え上がりました。チームに分かれて思いっ切り大きな声を出し合う競争やみんなとリズムを合わせて前後左右にジャンプするゲームなどを楽しみました。最後にキャンプファイヤー定番、マシュマロ焼き!「マシュマロ、こんなふうに食べるの初めて」「おいしいんだね〜!」2日目の夜がにぎやかに過ぎていきました。


こんなマシュマロ初めて!焦げ付かないように焼くのは難しいんだよね。


≪3日目:たくさんの経験と思い出はみんなを成長させてくれました≫
さあ最終日、思い残すことがないようにいっぱい遊ばなくっちゃ。もう一度クラフトづくり、追いかけっこ、だるまさんが転んだをしたり・・・。「1年くらいここにいたいな」「あ〜、明日から学校か〜」なんてことを言う子もいました。

       自分たちで考えたオリジナルの遊び「だるまさんが転んだ」芝生バージョン


昼食後はみんなで3日間を振り返り。「キャンプファイヤーのマシュマロがおいしかった」「弓矢づくりが楽しかった」「うさぎを抱っこできてうれしかった」「友だちがいっぱいできた」、、、楽しかったことを絵や文に思い思いにつづり、ひとりずつ発表しました。初めて出会う仲間に少し緊張していた3日前。一緒に遊んだり、クラフトを作ったり、薪を拾ったり、ご飯を作ったり、キャンプファイヤーをしたりして、時にはちょっとけんかして、気がつくと、仲良しになって、そして、それぞれが、ちょっぴり成長しました。

キャンプにボランティアとして参加したユニリーバ社の社員の方は「私も子どもの頃に同じようなキャンプに参加したことがありました。今でもとってもいい思い出なんです」と語ってくれました。

子どもは、まわりのおとなに支えられて成長します。SCJはこれからも子どもの健やかな成長のために、地域社会の温かいご理解やご支援をつなぐお手伝いをしていきます。

                        新しい仲間とたくさんの思い出ができました。



(報告:福島事務所 藤井由佳)


<コメラさんさんプロジェクト>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは福島プログラムの一環として、震災後、「コメラさんさんプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは福島第一原発事故後、放射線被ばくへの不安や、長期化する避難生活の影響などから、福島県で野外活動や体を思い切り動かす機会が減少した地域の子どもたちが、安心できる環境で、自然体験をしたり、思い切り遊んだり、運動できる機会を提供することを目的としています。※コメラは福島の方言で「子どもたち」の意。

<ユニリーバこども笑顔プロジェクト>
「ユニリーバこども笑顔プロジェクト」ではセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンを通じて、東北の子どもたちがのびのびと遊べる場所や機会を継続的に提供しています。2011年には、避難所での「こどもひろば」づくりや被災した公園の再建を支援。2012年からはラックスやダヴの売り上げの一部が寄付になるキャンペーンなどにより、コメラさんさんプロジェクトを中心に支援しています。






 

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