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アドボカシー(チャイルド・ライツ・センター)
(公開日:2015.05.01)

「2014年世界栄養報告(GNR)ラウンドテーブル・セミナー」を開催(2015.5.1)

 
2015年4月22日、ホテルルポール麹町において、日本リザルツ、ワールド・ビジョン・ジャパン、栄養不良対策行動ネットワーク、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの4団体共催で「2014年世界栄養報告(GNR)ラウンドテーブル・セミナー」を開催しました。
2014年11月、「2014年世界栄養報告(2014 Global Nutrition Report, GNR)」が発刊されました。本報告書は、栄養不良の二重負荷(低栄養と栄養過多)の課題等、昨今の栄養問題の複雑さを反映し、途上国のみならず先進国の栄養問題・取組等を、初めて包括的に分析した報告書です。今後、政府、国連・国際機関、市民社会、研究者、企業等の幅広い関係者の間で活用されていくことが見込まれます。ラウンドテーブル・セミナーは、本報告書の日本語版出版を記念して開催されました。




当日は、渋谷健司東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教授・JIGH理事長の司会進行の下、まずは本報告書専門家グループの共同議長であるローレンス・ハダット国際食糧政策研究所(IFPRI)シニア・リサーチ・フェローよりビデオ・メッセージを頂きました。栄養は死亡や疾病を予防するとともに、学習成果や生産性を高め、持続的開発の礎であること、栄養不良は途上国も先進国も対処しなければならない課題であること、また、栄養分野において先駆者である日本は「人間の安全保障」の概念の下、他国を巻き込み、より大きな役割を果たしうること等を述べました。

次に宮野大輔内閣官房健康・医療戦略室参事官補佐より、「日本政府の健康・医療戦略と栄養の取組〜栄養改善事業の国際展開〜」と題して基調講演を頂きました。同室が事務局となり推進する「健康・医療戦略」の一貫としての「世界的な栄養改善」の取組と、その推進のための「栄養改善事業の国際展開検討チーム」立ち上げについてご説明を頂きました。

また、マリー・ラムスビーSave the Children UK政策調査部飢餓・栄養課長からは2014年世界栄養報告の内容に沿って、栄養不良は低栄養のみならず体重過多・肥満の課題を抱え、世界のほとんどの国に影響を及ぼしていること、世界栄養総会(WHA)の6つの栄養目標の全てにおいて遅れが見られるものの、成果を上げている国もあり取組の拡充は可能なこと、そしてなによりも、栄養改善は賢明な投資であり、1ドルの投資毎に16ドルのリターンがあることが説明されました。また、栄養改善に当たっては多様なステークホルダーによるマルチセクトラルな取組が必要であり、自らの説明責任が鍵となることが述べられました。




次に山谷裕幸外務省国際協力局国際保健政策室長より、2014年世界栄養報告に関するコメントを頂きました。栄養は貧困撲滅・教育等の様々な課題の背後に存在する隠れたパラメーターであり、様々なセクターに関わる問題であるからこそ、官民挙げてオール・ジャパンとして取り組まないといけない課題であることが強調されました。

次に財務省・農林水産省・厚生労働省の関係省庁、国際協力機構・世界銀行・国連開発計画・国連児童基金等の国際・国連機関、味の素、シェア=国際保健協力市民の会からそれぞれお祝いのメッセージと各機関の取組についてご説明を頂きました。

また、渡辺鋼市郎栄養不良対策行動ネットワーク代表からは、アカウンタビリティ強化のための官民連携の構想として、今後のラウンドテーブル・セミナーの開催とウェブ・フォーラムの立ち上げについて紹介がありました。また、NGOによる栄養改善活動の実施状況調査報告書が配られ、NGOの活動の優位性と課題について言及されました。

当日は国会議員の方々にもご参加頂き、2014年国際栄養報告日本語版出版に当たって祝福のお言葉を頂きました。煌K恵美子厚生労働大臣政務官は、活力源としてだけでなく、社会からの学びという意味での食の大切さについて触れられ、連携して栄養改善に取り組むことへの期待が述べられました。また、高木美智代公明党政務調査会副会長は、インドご訪問の経験を例に、ご自身がテーマとして取り組んでいる「女性の健康と地位向上」及び「障がい者の社会福祉の向上」と栄養との密接な関わりについて述べられました。更に、あべ俊子農林水産副大臣は、過去に外務省政務官としてガーナで栄養分野の官民連携に取り組まれたことや、貧困対策のための農業と栄養の重要性について述べられました。また、急務のためご参加いただけなかった山東昭子自由民主党栄養士議員連盟会長からも、武見敬三参議院議員の国際保健分野におけるご尽力及び主催者の活動を称える旨のお言葉を頂戴しました。

当日は、国会議員、省庁、国際・国連機関、企業、市民社会、研究者等、幅広いセクターから約80名の参加があり、栄養分野に対する高い関心が伺えました。

栄養は途上国における乳幼児の疾病・死亡率の削減、世代を超えた貧困の連鎖の解消等に貢献するのはもちろんのこと、先進国においても、低栄養や肥満から派生する慢性疾患の問題や、高騰する医療費の問題の解決策ともなりえます。今後、栄養分野は、ますます研究が進み、注目されていくことでしょう。日本リザルツ、ワールド・ビジョン・ジャパン、栄養不良対策行動ネットワーク、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、これからも栄養改善の取組強化のために様々な活動を行っていきます。当面の取組は官民連携プラットフォームの立ち上げです。皆様もこの機会に積極的にご参加頂ければ幸いです。(報告 東京事務所 地引英理子)

 

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