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〜こども☆はぐくみファンド「助成先・学びあいフォーラム2015」〜

日本/東日本大震災/コミュニティ・イニシアチブ
(公開日:2015.06.18)

地域で子ども支援活動を続けるため、これからの資金調達を考える
〜こども☆はぐくみファンド「助成先・学びあいフォーラム2015」〜

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの東日本大震災復興支援事業では、地域に根ざして子ども支援活動を進めるNPOに対し、資金支援と共に組織基盤強化や事業継続のための支援も行っています。その一環として、2012年以来毎年開催している「こども☆はぐくみファンド 助成先・学びあいフォーラム」。4回目のフォーラムを2015年6月7日(日)〜8日(月)の2日間、宮城県仙台市にて開催しました。


震災から5年目となった今、東北の地域NPOの皆さんは、今後の資金調達や事業案を真剣に考えています。
今回のフォーラムは、2011年から始まった復興支援事業としての「こども☆はぐくみファンド」助成期間が本年中に終了することを踏まえ、「今後3年を見据えた活動のために必要なこと」として、「行政との連携」「寄付金集め(クラウドファンディング)」について学びを深め、これからの活動継続に活かしていくことを目的に開催しました。


岩手・宮城・福島県において子ども支援活動を進めるNPO31団体のスタッフが参加し、活動地域や活動内容が近い団体同士ですぐに意気投合したり、過去のフォーラムを通じて顔見知りの人もいたりと、「はぐくみファミリー」の一体感がある良い雰囲気。共に考え、話し合い、そして笑い合う、充実の2日間となりました。



  


まず初めに「参加者同士を知り合う時間」。自己紹介に加え「今の気持ち」「最近の気になるキーワード」を書いた紙を手に会場内を自由に歩き回って、各自が気になる参加者と交流をしました。


1日目の講演パートでは、「こども☆はぐくみファンド」の振り返りや、今回のフォーラムの位置づけ、「子ども・子育て支援新制度」の概要の発表に続き、日本NPOセンター新田英理子氏による「NPOと行政との連携・協働のあり方について」、ジャパンギビング宮本聡氏による「クラウドファンディングで支援を集めよう」の講演を実施。皆さん真剣に耳を傾けていました。



(左)日本NPOセンター 新田英理子氏/(右)ジャパンギビング 宮本聡氏



1日目夕方〜2日目にかけては、「行政との連携」「クラウドファンディング」の2チームに分かれて具体的な行動計画を考えました。


「行政との連携」チームでは、まず自団体のミッション・ビジョンを書き出した上で、今の活動資金がどんな財源からできているのかを確認。今後減っていく財源、期待できる財源を考えました。次に、これから3年程度で行政と連携したい事業、どんな連携方法があるのか(委託、補助金、名義後援など)、連携実現に向け具体的にどう動くのか、などをみっちり考えました。



難しい…でも、この苦しみが次の動きにつながります。


皆さんに共通していた気づきは、行政との連携は「目的」ではなく「手段」であるということ。団体がどんな活動をしたいか、どんな子ども支援を提供したいのかを基準に考えれば、実現・継続のための行政連携の方法もそれぞれ異なってきます。自団体のミッションをスタートに考えることで、様々な行政連携の可能性に思いを巡らせることができた様子でした。


各団体のワーク結果に対し、質問・意見や「いいね!」コメントを互いに出し合いました。


「クラウドファンディング」チームでは、ウェブサイト「ジャパンギビング」への掲載を想定して、これからやりたい事業を具体的に設定。活動を短く印象的に伝え、寄付をお願いしたい理由、使途、寄付者への特典などを効果的に訴える工夫を考えました。各事業案に対し、良かった点、改善点などを互いに出し合い、案を磨き上げていきました。

講師の宮本氏によると、「クラウドファンディング」は見ず知らずの人にネットだけで寄付を訴えるものと捉えられがちですが、実は知人友人への対面の呼びかけがなければ成功しないとのこと。基本は他の寄付集めの方法と同じで、地道な知り合いへの声掛けにあるとのことでした。今回は「声掛け先リスト」を作るワークも行いました。


 
お金を集めるって厳しい…でも楽しい!



最後に、「行政との連携」「クラウドファンディング」両チームから数団体にワークの成果を発表して頂きました。現場で子どもたちや保護者へ細やかな支援をしているからこその、独自性のある活動計画が多く出されました。



あふれる熱意とお話の上手さに、思わず惹き込まれます。




ハードな2日間、大変お疲れさまでした!



どの参加者からも、子どもや保護者のために活動を続けたいという強い熱意が感じられました。また、スタッフ一人一人にミッション・ビジョンが浸透している、新しいスタッフにも過去の経験やまとめがしっかりと引き継がれているなど、組織としての力も大きく伸びていると感じられました。

今回のフォーラム内容も、これから各団体で是非実際に活用頂きたいと思っています。そして、今後もより多くの子どもたちを笑顔にする活動が東北各地で継続することを願うとともに、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとしても、本助成事業を通して学んできたことを活かし、今後の事業をますます実りのあるものにしていきたいと思います。


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概要
・日時:2015年6月7日(日)〜8日(月)
・場所:宮城県仙台市 秋保温泉 岩沼屋
・参加者:「こども☆はぐくみファンド」助成先団体31団体49名
・主催:公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
・実施:公益財団法人 地域創造基金さなぶり


実施内容
・はじめに「子ども☆はぐくみファンド」の振り返りと今回のフォーラムの位置づけ
・基調講演1「NPOが活用できる資金」と「子ども・子育て支援新制度(概略)」
・基調講演2「NPOと行政との連携・協働のあり方について」
・基調講演3「クラウドファンディングで支援を集めよう」
・テーマワーク「行政との連携」/「クラウドファンディング」


「こども☆はぐくみファンド」の詳細はこちら
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(報告:東日本大震災復興支援事業部 瀬角・佐々木)


 

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