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イエメン
(公開日:2018.12.07)

イエメン 12万人以上の子どもが未曾有の食料危機の状況に置かれる

 
2018年12月6日に、スウェーデンで国連が仲介する形で約2年ぶりにイエメンの和平協議が再開されました。この日に総合的食料安全保障レベル分類 (Integrated Food Security Phase Classification:IPC)による調査データが発表され、これを受け、セーブ・ザ・チルドレン イエメン事務所代表ターメル・キロロスが声明を発表しました。



「イエメンの食料危機の状況を、飢饉と呼ぶかどうかということは、毎日飢えに苦しんでいる数百万人の子どもたちと、家族のために食料を確保することに苦労している親にとっては関係のない話です。

今日発表された食料安全保障に関する調査によると、イエメンの食料危機は過去1年間でさらに悪化しており、現在、推定12万人の子どもたちが絶望的とも言えるような状況で生活しています。食料危機のレベルは、飢えや貧困の状況、どれくらいの割合で人が亡くなっているかで決定されますが、今のイエメンは、今すぐ、さらなる支援をしなければ、数百万人の子どもたちが、さらに危機的な状況にあります。

セーブ・ザ・チルドレンは、イエメンで紛争が激化した2015年以降、極度の飢餓や病気で死亡した5歳未満の子どもが推定8万5,000人に上ると発表しましたが、こうした子どもたちの人数は、毎日増えています。

イエメンで支援活動に従事する私たちのチームは、家族が日々連れてくる、重度の栄養不良に陥り、医師や看護婦が話しかけても反応することさえできない子どもたちを救うために必死です。 食料の輸入が拒まれ、戦闘によって食料を届けることもできないなかで、子どもが餓死するのを目の当たりにするのは非情なことです。食料が手に入る地域でさえ、高価格のために多くの人々は食料を買うことができません。栄養不良の子どもたちは、緊急に必要な薬が港湾や検問所で足止めされているために、予防可能な病気で死亡しています。

イエメンのこうした凄惨な状況は、2015年以降の戦闘の激化による直接の結果であり、完全に人為的なものです。子どもたちやその家族の苦しみを終わらせる唯一の方法は、紛争を終結させることであり、スウェーデンで行われている和平協議は、こうした状況にとって明るい兆しです。私たちは、これ以上子どもたちの命が失われないよう、紛争当事者に影響を与えているすべての国々に対しても、この紛争を終わらせるために働きかけを強めるよう訴えています」


 

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