アドボカシー(チャイルド・ライツ・センター)
(公開日:2009.10.01)

使命/設立背景

 

森田明彦(センター長)セーブ・ザ・チルドレンとチャイルド・ライツ・プログラミング

?子どもの権利に基づくプログラミング

セーブ・ザ・チルドレン(以下SC)は、国連子どもの権利条約に定める子どもの権利?「生存」「成長」「保護」「参加」?の実現を目的として活動する国際NGOです。

SCの最大の特徴は、子どもを「権利保有者」と捉え、子どもに関する問題が発生している場合、その原因を子どもの権利が保障されていないことにあると考える点です。したがって、その問題を解決するために、SCでは子どもの権利を保障する義務を負っている「義務履行者」に対し責任を果たすように求めています。

CRP図


たとえば、子どもが初等教育を受けられない状況が続く場合、その原因は、子どもの教育を受ける権利が保障されてないことにあると考え、親・教師・学校・地域社会・政府・国際社会が初等教育に負っているそれぞれの責任を果たすように求めます。

このように開発に関わるステークホルダーを、「権利保有者」と「義務履行者」に分けて分析し、前者による権利の主張と、後者による義務の履行によって開発に関わる諸問題を解決していこうとする手法が「権利に基づくアプローチ」と呼ばれるものです。

SCでは、特に子どもの権利に焦点を当てた「権利に基づくアプローチ」を「チャイルド・ライツ・プログラミング?子どもの権利に基づくプログラミング」と呼び、国内外を問わず、SCが事業を実施する際の基本方針となっています。

*以下、「チャイルド・ライツ・プログラミング」はCRP(Child Rights Programming)と略します。
*CRP概念をまとめた冊子にご興味がある方は、コチラへお問い合わせください。


CRPの視点に立ったセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの活動

?事業実施とアドボカシー(政策提言)活動

CRPで大切なのは、「権利保有者」と「義務履行者」のどちらにも働きかけを行うことです。

これまでのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)の事業は、「権利保有者」である子ども(あるいは子どもの声を代弁する親やコミュニティー)から支援のニーズを聞きだし、「義務履行者」である国や行政に代わってサービスを直接提供するアプローチが主でした。このようなアプローチは、「権利保有者」の声を引きだし、彼らの権利主張のプロセスを支援する意味では一定の効果が期待できます。

しかし、CRPの視点に立つと、これは、国や行政といった「義務履行者」が本来果たすべき役割をSCJが肩代わりしてしまっている点で問題となります。SCJによる直接的なサービス提供を中心とした事業は、緊急時または当座の支援方法としては適切ですが、それが国や行政の政策に反映されない限り、その効果は持続的な改善につながりません。

子どもを対象とした事業の実施は、地域・国・世界へ向けたアドボカシー活動と一緒に行われなければ、CRPは完結しないのです。

CRPの実践を通じて子どもの権利を実現していくために、SCは地域・国・世界レベルでアドボカシー活動に取り組んでおり、SCJもその一員として、組織的にアドボカシー活動に取り組むために、このたびチャイルド・ライツ・センターを設立しました。




 

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