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アドボカシー(チャイルド・ライツ・センター)
(公開日:2011.12.06)

第4回援助効果ハイレベルフォーラムに関するセーブ・ザ・チルドレンの見解 (2011.12.6)

 
セーブ・ザ・チルドレンは、12月1日に韓国・釜山で閉幕した第4回援助効果ハイレベルフォーラムにおいて、南北の国々が共通の原則および目標のもと釜山成果文書に合意したことを歓迎します。

本フォーラムにおける最も大きな進展は、援助の透明性に関するものでした。英国、米国、オーストラリアなど、ODA総額の3分の1を占める主要ドナー国が国際援助透明性イニシアティブ(IATI)への賛同に向けてリーダーシップを発揮しました。援助の透明性は、より効果的な援助につながります。


「健全な」保健援助の必要性を会場外で訴えるセーブ・ザ・チルドレンとワールドビジョンのスタンツ

セーブ・ザ・チルドレンのキャンペーン・モビリゼーション・ディレクター、ベン・フィリップスのコメント:
「主要ドナー国によるIATIの支持は、多くの命を救うことにつながります。もし全てのDAC先進国が援助における透明性を確保すれば、その効果は30億ドルもの金額に値し、3億5千万人以上の子どもたちに予防接種用ワクチンを買うことができます。さらに、援助の透明性によって説明責任も向上し、被援助国政府や地域コミュニティはどのような資金が支援され、また確実にそれを受け取っているかを確認することができます。援助の透明性に関して進展が見られたのは、主要ドナー国が他の国々の合意を待たずに勇気ある一歩を踏み出したこと、また市民社会が世界中で熱心なキャンペーンを展開したおかげです。」

しかしながら、最も貧しい子どもたちに必要なサービスを届けるためのその他の重要課題については、強く明確な合意達成には至りませんでした。被援助国のカントリー・システムの活用、援助のアンタイド化、ドナー間の援助協調は援助をより効果的に行うために不可欠です。OECDの分析によると、援助のアンタイド化により、ドナー国はその価値を15〜30%増加させることができます。

セーブ・ザ・チルドレンの援助効果アドバイザー、ジェシカ・エプシーのコメント:
「これまでの保健セクターにおける援助を検証した結果、各国のカントリー・システムを支援することが最貧層の人たちに支援を届けるために最も効果的なことが示されています。しかし、今週のハイレベルフォーラムにおいて、ドナー国はそれに向けた明確なコミットメントを示すことができませんでした。ドナー国の援助効果向上に対するコミットメントの深さは、ドナー国がいかに被援助国における保健システム構築や政府および市民社会を含むキャパシティ向上に取り組もうとするかで明らかになります。」

今後6ヵ月間で、釜山合意のモニタリングの枠組みが構築される予定ですが、このプロセスを注視する必要があります。セーブ・ザ・チルドレンは、強固かつグローバルなモニタリング基準と指標の設定を求めています。こうした取り組みによってはじめて、国際社会はグローバル・レベルにおいても、各国レベルにおいても、全ての開発アクターに対して説明責任を果たすよう求めることが可能となります。

2015年のミレニアム開発目標の期限が迫る中、援助効果向上のための行動が喫緊に必要とされています。

* セーブ・ザ・チルドレンの第4回援助効果ハイレベルフォーラムに対するポジション・ペーパー
* セーブ・ザ・チルドレンの援助効果に関する報告書”Healthier Returns”
* 日本政府に提出した国際協力NGOからの要望書

 

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