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日本/東日本大震災/教育
(公開日:2012.07.10)

仮設住宅に暮らす人たちや、おじいちゃんおばあちゃんに笑顔になってほしい〜岩手山田町・ひまわりジュニアギタークラブ ライブコンサート「復興」(2012.7.10)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下、SCJ)は、ソニー株式会社と協働で、東日本大震災の被災地の子どもたちの支援のために設立したRESTART JAPANファンドの活動の一環として、次世代を担う子どもたちの夢やチャレンジをサポートする“夢実現プロジェクト”を展開しています。

このプロジェクトでは、震災の影響で中断されてしまった学校や地域のスポーツ・文化活動を再開、また新しい活動のスタートを後押しします。子どもたちが日常生活における楽しさを取り戻し、将来に向けた展望を持つ助けとなることを目指し、活動団体への助成・支援を行うものです。

6月1日から、“夢実現プロジェクト”第1期の助成を受ける団体が、順次活動を開始しています。その中の一つ、岩手県山田町で活動する『ひまわりジュニアギタークラブ』が、6月24日に町内の大浦漁村センターで開催した、「子どもギターライブコンサート 復興」の模様をお届けします。


ひまわりジュニアギタークラブは、子どもたちや多くの人々にクラッシックギターの存在を知ってもらいたい、親しんでもらいたいと、2004年6月に設立されました。しかし、東日本大震災の津波や火災により、5名の子どもたちがギターや演奏の道具を失ってしまい、チューニングもままならない中古ギターを使って練習を行っていました。
困難な状況での活動の中で、震災により様々な支援を受けたことで、子どもたちの心の中に、「支援を受けるだけではなく、自分たちでも演奏で山田町の人々に喜んでもらいたい、元気付けたい」という気持ちが生まれました。そこで、町内の仮設住宅に住む人々やお年寄りを対象に、慰問ライブコンサートを9月まで複数回行うことをみんなで決めました。
“夢実現プロジェクト”では、クラブが継続して活動できるように、震災で失った楽器や道具の購入資金を支援させて頂きました。現在クラブには、小学生から中学生の子ども14名、大人5名が所属し、活動しています。


コンサート当日は、第1部で「エーデルワイス」「きらきらぼし」など、子どもから大人まで慣れ親しんでいる馴染みの曲や、「浜辺の歌」「赤とんぼ」「浜千鳥」のように昔懐かしい童謡、「上を向いて歩こう」のようにみんなが元気になる曲、合計10曲が演奏されました。
第2部では、「手をたたきましょう」「ふるさと」「浜辺の歌」「上を向いてあるこう」の4曲を、子どもたちの演奏で観客のみなさんと一緒に歌いました。

クラブ最年少のメンバーの指揮で、会場の皆さんと歌います。

開演前の子どもたちは、緊張した様子もなく、学年に関わらず仲がいい様子が垣間見えました。しかし演奏が始まると、楽譜を見つめる子どもたちの目がとても真剣で、“プロの顔”でした。会場の観客の皆さんも、子どもたちの演奏をとても楽しんでいると同時に、温かく見守っているようでした。

新しく購入したギターを持って、記念撮影。


吉田 空さん(左)と阿部 瑞希さん(右)

クラブに所属する吉田 空さん(小学5年)は、「コンサートでは、聞いてくれるみなさんが笑顔になってくれることが一番うれしいし、やりがいを感じます。普段は、木曜日に2〜3時間くらい全体練習、ギターを持って帰る時には、家で1時間くらい練習しています。曲を弾く時に、指をいっぱい動かすことが難しいです。」と、話してくれました。
阿部 瑞希さん(小学5年)は、「練習は大変だけど、ギターが好きだから大丈夫。山田町の様々な地域で演奏会をもっともっと行い、いろいろな人に曲を聞いてもらって、笑顔を届けたい」と、話してくれました。

クラブの代表の清水 克子さんは、「震災前には、クラブに何となく入った子どもも多かったのですが、震災後、全国から様々な支援が届くのを身近で見て、子どもたちは『ただもらうだけではなく、何かお返しをしないといけない。』『自分たちの演奏を、仮設住宅に住む人々やお年寄りに聞かせたい、喜んでもらいたい。』と言うようになりました。震災前は、そのようなことを言う子どもたちではありませんでした。子どもたちは、震災を経験したことで大きく成長しました。クラブの大人は、そのような子どもたちの気持ちを最大限尊重し、子どもたちが主体的にクラブを運営していけるように、サポート役に徹します。」と、話していただけました。

RESTART JAPANファンドの“夢実現プロジェクト”が、少しでも子どもたちが夢に近づく助けになればと願っています。今後も本サイトで、助成支援団体の活動の様子をお伝えしていきます。

◆「RESTART JAPANファンド」詳しくはこちら
◆子どもたちの夢の実現をサポートする「夢実現プロジェクト」詳しくはこちら

(報告:広報 三輪 喜則)


 

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