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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2012.08.21)

アートを感じて自分を表現しよう!お絵かきワークショップ (2012.8.22)

 

 夏休みは学童保育が一年で一番忙しい時期です。小学校が長期休みになり、子どもたちは一日の大半を学童保育で過ごすことになるからです。保護者が仕事をしている子どもたちは、学童保育で、宿題をしたり、みんなで一緒に遊んだりして夏休みを過ごします。


 学童保育に通う子どもたちに夏休みを楽しんでもらおうと、セーブ・ザ・チルドレンは、フェリシモ基金(東日本大震災もっとずっときっと基金)・日本臨床美術協会のご協力により、7月30日、31日の2日間、岩手県の3か所(大船渡市、山田町、大槌町)でお絵かきワークショップを実施、2日間で約100人の子どもたちと10名以上の指導員の先生方に参加いただきました。


 臨床美術士の資格を持つボランティア先生が教室に立つと、最初はちょっと緊張ぎみの子どもたち。臨床美術協会から寄贈された「オイルパステル」のふたをあけると歓声!パステルの匂いを嗅いでみたり、初めてみるオイルパステルに興味深々。さらに、「パステルを3つに折ってみて」との先生の声に最初はとまどいながらも、ポキポキ・・・だんだん緊張もとけてきました。パステルは子どもたちの手にすっぽり収まる大きさになり、縦にしたり横にしたり自由な使い方ができます。「線を書いてみよう」「今度はぐるぐる渦巻きを書いてみよう」パステルの使い方を練習しているうちに、あら不思議、それぞれ個性的な作品が姿を現してきました。夢中で色を重ねる子どもたち。「青と黄を混ぜると緑色になった!」と新しい発見もありました。中には、点々をつけたり、クレヨンをけずってみたり、指でぼかしたり。仕上げに、色紙で好きな色の額をつくって、自分の名前をかっこよくサイン。それぞれに個性的な抽象画のアート作品ができました。


 

 

 

 

 












 




作品ができた後は、お互いの作品のよいところをみんなでほめあいます。「ここの色がきれい」「この形がおもしろい」とそれぞれいいところを一生懸命探して、発表。ほめられた子どもたちはちょっと照れくさそう。 絵を描くだけではなく、プロセスの中で「ほめる大切さ」や個性を尊重するという学びがありました。


 最初は絵をかくのが苦手と思っていた子どももいましたが、最後はみんなで楽しむことができました。そして、ちょっぴり難しそうな「抽象画」も身近なアートとして感じるきっかけになったかな。


 一緒に参加いただいた学童の指導員の先生方からも「絵で表現することで、ストレスが発散できた」「子ども以上に楽しめました」との声をいただきました。


 津波で被災したことで学童保育を取り巻く環境も大きく変化しています。仮設のプレハブ教室だったり、小学校から離れた民家を借りて運営しているところもあります。どこの学童にも共通しているのは、限られた場所・人・モノの中で子どもたちの居場所をつくろうとそれぞれの指導員が頑張っている点です。特に今年に入ってからは徐々に働くお母さんが増えてきたため、学童を必要としている子どもたちも増えてきたとのこと。学童は第二の家庭。指導員の大半は自分の家庭を持っていますが、さらに第二の家庭で多くの子どもたちを育てています。また、お父さん・お母さんたちが安心して働ける環境をつくることで、地域の復興を支える重要な役目を果たします。


 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、家庭を支え続ける指導員や、子どもたちが毎日活き活きと活動できる環境作りのサポートを続けていきます。










 

 

 

       













(報告/遠野事務所 鈴木(智)、法人担当 伊藤愛)


 

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