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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2012.08.31)

子どもたちが魔法の粉“シリカ”を使って化学実験に挑戦!(2012.08.30)

 

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)では、子どもたちが毎日楽しく過ごすことができるよう、学童保育に対するサポートをはじめ、様々なサポートを行っております。特に、夏休みの間に、子どもたちが普段とは違う経験や体験を通して特別な思い出を作って欲しい、また学童の指導員の方々にも、楽しんでいただきたい、という思いから、「夏の出前講座」を企画しました。

ドイツの産業グループ・エボニックご協力のもと、8月6日(月)から10日(金)まで、岩手県と宮城県の学童の子どもたちを対象とし、二酸化ケイ素(通称:シリカ)を使った化学実験「粉マジックを体験しよう!」を行いました。5日間で、岩手県は釜石市、宮城県は東松島市、石巻市から、合計237名の子どもたちと31名の指導員が参加して下さいました。エボニックの化学実験は毎回参加者より「また、やりたい!」と好評を頂いており、宮城県では昨年に引き続き実施し、岩手県では初めての試みとなりました。昨年宮城県で実施された粉マジックショーは、こちらです。

昨年より岩手県での実施を熱く希望しており、今年、やっと実現することができた化学実験。子どもたちにも夏の一大イベントとして楽しんで貰おうと、釜石市の会場を2日間貸して頂き、大型バスで釜石学童育成クラブ、甲子学童育成クラブ、平田学童育成クラブ、白山学童育成クラブから移動して貰いました。指導員さんより、「普段大型バスに乗って皆で、どこかへ出かける機会が少ないので、とても嬉しいです」という言葉を頂きました。子どもたちのテンションもウキウキ。会場近くにバスが到着すると、元気な子どもたちの声が会場にいるスタッフの耳まで良く届きました。



会場に入ると、グループに分かれて着席。各テーブルには「1」?「6」と書かれた小瓶が置かれており、それぞれの瓶に入っている粉が何かをあてるクイズをしました。早速、粉に触ってみる子どもたち。エボニックのボランティアの先生が「1番は何でしょう??」と、順番に聞いていきます。子どもたちは、「塩―!」「小麦粉!」と自信を持って手を挙げて答えました。最後「じゃぁ、6番は何でしょう?」と質問すると、「牛乳?」と少し不安げ。正解は今回のメインになる「シリカ」。白くて、サラサラな粉だと目で確認することができました。



次に、湿った粉が入っている瓶の中にシリカを入れ、良く混ぜ合わせると・・・あら不思議!湿った粉がサラサラに。実際に1人1人瓶を回して、振って音を確かめることで目と耳で確かめました。



3番目に、アルミ板に1人1枚油性ペンで自分の好きな文字やイラストを書いた後、シリカを混ぜたグリセリンを歯ブラシで擦ってみました。みるみるペンで書いたものが消えていき、シリカには削る力があることを知りました。



4番目に、水とシリカが入っている瓶の登場。まるで水と油のように2つが分かれていますが、これらが混ざるかどうか・・・各グループ、力の限り振って振って振りまくります!しかし、水とシリカを混ぜることはできません。大健闘した子どもの中にはシリカが渦を巻いて、「瓶の中で台風が発生したみたい!」との声も。では、ミキサーで混ぜるとどうなるか、実験してみました。多くの子どもたちは「混ざらないよ?」と半ば諦めモード。ウィーンウィーン・・・先生がミキサーで混ぜてお皿の上に乗せると、水はなくなってシリカの粉だけになりました。「えぇー??!」と子どもたちや指導員の方から驚きの声が次々と上がりました。



「水はどこにいったの?!」「最初から水は入ってなかった?!」。ミキサーで混ざったことが悔しかったのか、自分たちのテーブルの上にある分離したままの小瓶を一生懸命振る子どもたちが続出。次に、ミキサーで混ざったシリカを各テーブルに配分して、シリカがどうなっているか確かめました。シリカを掌の上で押すと中から水が出てきました。また、その粉を指につけて水槽の中に入れると、手が濡れません。シリカには、水を弾く力があることも知りました。



最後に、シリカの水を弾く力を利用して、シャーレの中にもこもこペンで線を描き、シリカの粉を振りかけた後、スポイトで水を垂らすとコロコロと水滴が動いて自分だけの迷路が完成!皆、お土産として大事に持って帰りました。



約1時間の実験でしたが、実際に自分達の目や耳を通して体験することで、子どもたちはシリカについて楽しみながら、学ぶことができたようです。「楽しかった!」「シリカについて勉強になった!」「迷路またやりたい!」と嬉しい言葉をたくさん頂きました。そして、実験を通して名前も聞いたことの無かった「粉(シリカ)」がファンデーションや消火器、ラーメンの調味料など、実は身近な物に多く使われていることを知る機会となりました。子どもたちが、「今日学童でこんなことをしたよ」と家族や友達の間、学童保育の指導員と保護者間でのコミュニケーションの一つとして繋がったら幸いです。

SCJでは、今後も子どもたちが毎日楽しく、充実した日々を過ごすことができるよう、学童保育に対するサポートを継続して行っていきます。

最後になりましたが、エボニックを始め、ご協力頂きました多くの方々に御礼申し上げます。

(報告:遠野事務所 鈴木)


 

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