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日本/東日本大震災/子どもの保護
(公開日:2013.04.04)

「ぼくたち、わたしたちの新しい山田幼稚園完成!(2013.4.4)」

 
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は岩手県山田町において、震災初期より子どもたちの為に活動をしています。 今回、子どもたちのより良い保育環境構築の一環として「山田幼稚園」新園舎建設の一部が、トッズ・グループ(イタリア・マルケ州)のご支援により実施され、この度、新園舎が完成いたしました。トッズ・グループにはこれまで、大船渡市内中学校の生徒たちが部活動を円滑に行えるよう学校と活動地を結ぶバスの運行支援や、宮城県石巻市向陽地区放課後児童クラブの新設、鹿妻保育園の増設をはじめ、多くのご支援を頂いております。









新しくなった山田幼稚園 園舎外観(左)、園舎中央の広々としたサロン(右)

「山田幼稚園」は、今回の東日本大震災の大きな本震・余震の影響で園舎地盤と建物基礎及び、壁に亀裂が生じて建て替えが必要となりました。当時、園児45名がその応急危険度のある園舎の中で過ごしていたため、父母、職員を含めた大半から、「子どもたちの安全確保を考え、安心して過ごせる環境を目指したい」といった声を受けたことが、この新園舎建設支援の始まりでした。
2013年3月27日(水)、春の日差しを感じる中、新しい園舎で8名の園児が卒園式を迎えることができました。またこの日は卒園式の後、園舎新築を祝って「感謝の会」が催されました。感謝の会では、山田町町長佐藤氏、トッズ・ジャパン株式会社代表取締役宅間頼子氏、SCJ渋谷専務理事・事務局長から祝辞を述べた後、園児45名による可愛らしくも力強い「よさこい踊り」を太鼓と共に披露してもらい、始終和やかな会となりました。

卒園児から手作りの感謝状とメダルのプレゼントを受け取る トッズ・ジャパン株式会社 代表取締役 宅間氏

震災後、友達が山田町から引っ越しをしたため園児数が減少したり、園舎建て替え中は廃園になった幼稚園で保育を行ったりとたくさんの環境の変化の中で、子どもたちや先生方は逞しく生活しています。山田幼稚園の昆理事長は「目標に向かって頑張って欲しい」と子どもたちにメッセージを贈っていました。また、新しい園舎を今後の災害時においては、「地域の避難所」としても活用していきたいと話しておられました。

山田幼稚園の園児、職員のみなさまと一緒に

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、今後も子どもたちが安心・安全に過ごすことができる環境作りをサポートしていきます。今後も皆様のご支援、ご協力を引き続き宜しくお願い致します。

(報告:遠野事務所 鈴木)

 

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