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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.05.23)

66名の子どもたちの声!「第5回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にそだつまち〜」Vol.3(2014.05.23)

 

2014年5月5日こどもの日に実施した第5回東北子どもまちづくりサミット。今回は、子どもまちづくりクラブメンバーがサミットで発表した“子どもまちづくりクラブに込めた思い”と、サミット翌日6日に石巻市子どもセンターで全国の子どもたち66名が“今、ぼくらが社会に伝えたいこと”を話した様子を、子どもたちの声と動画、写真でお届けします!

■活動4年目!メンバー一人ひとりにとっての子どもまちづくりクラブ■
2014年6月、子どもまちづくりクラブの活動は4年目を迎えます。これまで岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の復興に向け、まちづくりに取り組んできた子どもたち。メンバー一人ひとりにとって、子どもまちづくりクラブはどのような場所なのでしょうか?サミット当日、オープニングで流した子どもたちの思いを、まずは動画でご覧ください約3年間の活動を通じて、子どもたち自身がつくりあげてきた子どもまちづくりクラブ。今、各地域で2011年に子どもたちの描いた“夢のまちプラン”が実現してきています。


■石巻市子どもセンターで、全国の子どもたちがSpeak Out!■

石巻市子どもまちづくりクラブメンバーの“夢のまちプラン”が実現した一つである石巻市子どもセンター
石巻市子どもまちづくりクラブは、2011年の第1回東北子どもまちづくりサミットから今回のサミットまで、子どもセンターの実現に向けた取り組みや思いを発表してきました。そのため、サミットに参加している子どもたちから「いつか石巻市子どもセンターに行ってみたい!」との声が。そこで、この機会を利用して、サミット翌日全国1都1府9県から参加した子どもたち66名が石巻市子どもセンターを訪問!石巻市子どもまちづくりクラブメンバーが館内を案内した後、子どもセンターのコンセプトの一つでもある“子どもの想いを世間の人に伝えられる場所”を目指して、全国の子どもたち同士で“今、ぼくらが社会に伝えたいこと”をテーマに話し合いを実施しました。




子どもたちからあがった話し合いのテーマは、「復興に向けた子どもたちの取り組み、震災を風化させないためにできること、“子どもの力”私たちにできること、子どもの意見をどうやって社会に伝えるか、“同世代の悩み”子どもを取りまく問題、子どもの遊び」の6つ。「発表の場が欲しい」「関心とは?関心を持つことによって、みんな教訓を活かせる」「子どものパレード(したい)」「自分たちの“声”を伝えて、仲間をふやす!」「不登校ってなんでなる?学校への適応=自分…がしんどい」「先生・親=大人 目を向けてほしい」「かくれられる公園」「それぞれの年に合わせた遊具がほしい」など、いろんな声をあげる子どもたち。子どもセンターの各部屋を使いながら、「子ども同士で意見を共通することで、子どもならではのより良い深い意見がでる」という感想のでる話し合いとなりました。



   
 
〜参加した子どもの声〜
・やっぱり、自分のまちが好きなんだなーと実感した!!(子どもまちづくりクラブメンバー・宮城県石巻市・高校生)
・身近な人から伝えていけば、少しずつ広まって、知られることに気付いた!(子どもまちづくりクラブメンバー・岩手県山田町・高校生)
・地元の友人に「東北の今」そしてそこに生きる「同世代」がいることを伝えたい。(愛知県・高校生)
・全国のみんなの気持ちが聞けて、たくさんの世界が知れました。(埼玉県・小学生)
・こいついいやつだなっていう人に出会えた!(子どもまちづくりクラブメンバー・岩手県陸前高田市・中学生)
・しゃべり場で、自分の、意見も話せたし、相手の意見も積極的に聞けたのでよかったです。(埼玉県・中学生)
・たくさんの人とコミュニケーションをして、もっと自分の世界観を広げていきたいと思った。(長野県・高校生)


■東北から全国へ〜子どもたちが声をあげ、社会に参加できるように〜■
石巻市子どもセンターを見学した子どもたちからは、「子どもセンターを実際に見て、細やかな部分まで色々と工夫が凝らされていて、印象的だった」「地元の児童館でも子どもが意見をだしあって、ここのようないい児童館にしていきたいと思った」「この施設のアイデアを子どもがだしているということに感心をもった。自分も負けてられん!」といったコメントが寄せられました。
また、話し合いに参加して「同じことでも、いろいろな風に考えていた!話しあって、もっとよい意見をいっしょにつくっていきたい!」「いろんな地域の人たちとその地域の話だったり、たくさん話してみたい♡」「日本全体に問題がある。子どもだけでなくおとなも、おとなだけでなく子どもも考える必要がある」「まだまだおとなが決めつけている部分があると思うから、自分たちの意見をもっと取り入れていってほしい」といった声があがりました。
東北の子どもたちが復興への取り組みを全国の子どもたちに伝え、全国の子ども同士が思いや意見を話しあうことで、互いに刺激し合い、各地域で子どもたちが社会に参加することを考える機会となったのではないでしょうか。




セーブ・ザ・チルドレンは、今後も東北の子どもたち、さらには全国の子どもたちが、声をあげ、社会に参加できるような機会をつくっていきます!みなさんもぜひ子どもたちの声に耳を傾けてみませんか?


(報告:東京事務所 田代光恵)



 

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