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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2012.11.03)

子どもまちづくりクラブメンバー、アジア防災閣僚会議に参加!(2012.11.03)

 

2012年10月22〜25日までインドネシア・ジョグジャカルタで開催されたアジア防災閣僚会議に、子どもまちづくりクラブのメンバー3名が参加しました。本会議への出席は、子どもまちづくりクラブとして、2011年12月に岩手・宮城県および両県三市町の首長、2012年2月に復興大臣に意見書を、その後7月に世界防災閣僚会議にて世界に向けた提言書を提出してきたこれまでの活動が評価され、実現となりました!東北の子どもたちが世界でSpeak Outした姿をお届けします♪


■10月21日:アジア4ヵ国の仲間17名が集合■
メンバーと相談し、代表として参加した岩手県山田町と宮城県石巻市の高校生メンバー3名が、インドネシア・カンボジア・フィリピンの仲間と初顔合わせ♪英語や各国の言語が飛び交う中、緊張しながらも、歌やダンスもまじえたオリエンテーションに参加しました。

「いろんな国の人たちとたくさん意見交換をしてみたいです」


■10月22日:子ども・若者プレ会議で意見交換■
子ども・若者プレ会議に参加し、子ども・若者28名が昨年策定された「防災リスク削減のための子ども憲章」について意見交換。途中、インドネシア・ジョグジャカルタ女王が臨席し、子どもたちは自ら各国の取り組みを報告しました。

「各国の防災への取り組みがわかって、日本でも取り入れられればいいなと思うことがありました」


■10月23日:サイドイベントで日本の活動を発信■
ついに始まった本会議。各国代表にまじって開会式にも出席。その後はサイドイベント“アジアにおける子どもを中心とした災害リスク削減”で、これまでまとめてきた提言や自分たちの想い・意見を発表!さらに、内閣府防災担当今野副大臣とも面談。「防災教育をする必要があると思うけど、どんな防災教育を(日本政府は)考えていますか?」「復興に向けて子どもたちの意見を聞く取り組み(2月に提出した意見書の内容)は、その後どのようになっていますか?」等、次々と質問しました。



■10月24日:国連事務総長特別代表と対談■
各国の仲間と共に、国連事務総長特別代表マルガレータ・ワルストローム氏と対談し、22日のプレ会議で話し合った内容を報告。ワルストローム氏は7月の世界防災閣僚会議で子どもまちづくりクラブメンバーに会ったことを覚えてくれており、「2015年開催予定の国連防災会議にて、子ども会議を開催するためにがんばって働きかけします。また会いましょう!」と力強い言葉をもらいました。


■10月25日:閉会式にて子ども・若者宣言を発表■
閉会式にて、21日から4日間かけて話しあってきた内容を“子ども・若者宣言”として発表。「各国から各1名、男女2名ずつがいい」とみんなで合意した方法で、自分たちで決めたインドネシア・カンボジア・日本・フィリピンの4人の代表の子どもたち。国連事務総長特別代表ワルストローム氏は、そのスピーチで、「防災・減災関連の会議に子どもたちが参加するのは初めてのことで、今回のジャカルタ宣言に子どもたちの声が反映されたことは、防災リスク削減において(子どもを含め)多様な関係者が重要視されてきたことの表れです。」と語りました。

「意見を言って、行動することが大切だと思った!」


■これからもSpeaking Out From Tohoku!■
会議出席以外にもインドネシア文化の一つであるバティックづくり、各国代表と参加したウェルカムディナーなども経験し、あっという間に終えた5日間。そこには、世界に向けた提言で謳ったとおりに、子どもの視点から意見を伝え、互いの経験や取り組みを共有し、国を超えて仲間と交流した、子どもまちづくりメンバーの力強い姿がありました。


セーブ・ザ・チルドレンは、これからも世界の防災リスク削減、また地域の復興に向けて、東北の子どもたち自身が声をあげ、参加できるように、子どもたちとともに歩んでいきます。みなさん、ぜひ東北の子どもたちの声に耳を傾けてください!


(報告:仙台事務所・津田知子)


 

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