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参院選に向け、子どもの貧困問題に対して政策提言中:SOAP

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、今年度より、子どもの貧困問題への取組み"Speaking Out Against Poverty(SOAP)〜夢や希望をうばわれないために〜" を開始しています。先月の「子ども・若者ビジョン」に対する要望書提出につづき、参議院選挙に向けた政策提言を実施しています。

■子どもの貧困解決に向けた包括的な取組みを要望■

2010年7月の参議院選挙に向けて、各党は現在マニフェストを作成しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、当該マニフェストが今後の日本の政策に重大な影響を与えると認識しています。そのため、子どもの貧困解決に向け、日本政府が包括的かつ具体的な政策を打ち出すように、下記の要望書を提出しました。

要望書では、

・子どもの貧困解決のための包括的な取組みを実施するために、1)子どもの貧困の実態把握、2)子どもの貧困削減のための具体的目標の設定、3)削減計画の設定と実行を明記すること

・上記に際し、子どもの権利条約に基づき、権利の主体である子どもの最善の利益、子どもの意見の尊重を確保するために、当事者である子どもの参加の保障を明記すること

の2点を強く訴えています。

→要望書全文はこちら

■当事者である子どもたち自身の"声"を政策に■

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、本年度貧困下の子どもの実態把握のための調査や子どもの貧困に対する啓発キャンペーンを実施します。日本の子どもの貧困は社会構造の問題です。当事業を通じた当事者の子どもたちや市民社会の"声"を政策提言にもつなげていきます。