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日本から手品のプレゼント!(2008.07.15)

【イラク難民をはじめヨルダンの子どもたちに、日本から手品のプレゼント】

手品を見る子どもたち6月19日から27日まで、ボランティアとして紛争地域の子ども達に手品を披露する活動を続けるNGOヤーデムの福田俊弘*さんが、ヨルダンにてセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の支援する幼稚園を訪問しました。

福田さんは日立プラントテクノロジーでCSR推進部に勤めるメカニカルエンジニアですが、13年前から手品をはじめ、イラン、アフガニスタンやエチオピアを訪問してきました。今年、ヨルダンにいるイラク難民の子どもを対象に各地を回ってくださいました。

ショーの様子今回はマフラック県、イルビッド県、アンマンにある幼稚園4ヶ所、地元の一般の子どもも含め約450人の子どもたちが手品を見るために集まりました。

福田さんのショーは、特にアンマン以外の地域では余興となる行事が少なく、生まれて初めて手品を見た子ども達も多かったので、イラク人、ヨルダン人そして親や教 員に大きな歓迎を受けました。目を輝かせて真剣に見ている子どもたちの表情が印象的でした。

【輝く太陽の夏は子どもたちが成長する大切な季節】
皆で記念撮影ヨルダンの幼稚園は、6月から8月中旬までが夏休みですが、多くの幼稚園では夏の授業を行っています。この夏の事業には様々な側面があります。夏の時間を 使ってさらに能力をつける、あるいは家庭の事情により年度の初めから授業に参加できない子どものための補習も行われます。

また親の事情により子どもの面倒を見ることができないなどの理由からも夏の授業が子どもを預かる場ともなります。そして幼稚園教員対象に、子どもの保護について学んでもらうため、研修が開始されています。

SCJは、これらの活動をイラク人・ヨルダン人の子どもへの支援として行っていますが、夏の期間には園児の親と家族へのサポートも強化し、コミュニティー活動に心理社会的ケアの要素を入れたイベントを行う予定です。

イベントの実施にはイラク人・ヨルダン人のボランティアが中心となり、幼稚園を拠点に「安全な遊び場」として子どもが安心して遊ぶことができる空間を作り、子どもがcognitive(認知), psychosocial(心理社会的), physical(身体的)の分野で健全な発達が可能になるように関係者すべてに理解を促進するプログラムを実施します。

*福田さんは世界で100万人と言われるエスペラント・スピーカーでもあり、日本エスペラントマジックktp友好協会の会員でもあります。

福田さんの手品およびエスペラントの活動についての詳細はこちら