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「ぼくの絵がケーキになったよ!」〜オデュムンヘの喜びの声をお届けします(2010.12.15)

いつも温かいご支援をありがとうございます。今年の日本の冬はいかがですか?モンゴル事務所の柴田です。

モンゴルはとうとう本格的な冬が到来し、「氷割り師」を見かけるようになりました。最高気温が零下という日が続くようになると、路面の水や雪が解凍せず、いつも「スケートリンク場」状態になります。そのため、塩や凍結剤を道路にまき、歩道上の氷を割る人が冬になると出現するのです!

さてさて今回は、年末ということもあり、ちょっとスペシャルなブログを皆さんにお届けします。  

みなさんは、★世界の子どもの絵がパティシエの手でケーキになる★という、伊勢丹カフェ・エ・シュクレさんの「お菓子の家プロジェクト」をご存知ですか?私たちのホームページでもご紹介しているので、ぜひ読んでいただきたいのですが、今回ケーキになった5枚の絵のうち、1枚はモンゴルのオデュムンヘの絵が選ばれたんです!

オデュムンヘ(13歳)の絵(写真:左下)と本橋雅人シェフの作ってくださったケーキ(写真:右下)。

         絵    ケーキ

モンゴル人の伝統的な家(ゲル)と現代的な家をカラフルにならべています。

先週、セーブ・ザ・チルドレンの運営するチャイルド・センターで、この絵を描いたオデュムンへがインタビューにこたえてくれました。今日はその時の様子を皆さんにお伝えします。 

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笑顔でインタビューオデュムンヘ、今日はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのインタビューを受けてくれてありがとう。まず自分の絵がケーキなった感想を聞かせてください。
― すごく嬉しいです。

絵を描くのはどうたった?大変だった?
― ううん、逆に簡単だった。絵を描くことが一番好きだから!

もうすぐお正月だけど、オデュムンヘはどうやって過ごすの?
(※ちなみにモンゴルのお正月は2月。この月はずっとお正月ムードがつづきます。)

― 僕はココ(チャイルド・センター)に来るつもりだよ。飾り用の絵を描くんだ。もうね、絵は家で描き始めていて、もう描きあがりそうなんだ。

将来は何になりたい?
― ドライバーかな。

そうか、だから絵に車を描いたのかな?今回のような伊勢丹さんの企画がまたあったら、オデュムンヘは何をしたい?

― 他の子どもたちにも絵を描いてもらいたい。僕には妹と弟がいるんだけど、今、僕が絵を教えてるんだよ。お正月用の飾りの絵を描いている時も、僕のマネをするんだよ。

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伊勢丹のパンフレットを持って言葉すくなに語ってくれたオデュムンヘですが、今回、自分の絵が日本で選ばれたことに心から喜んでいるようでした。そして、自分の描いた絵がこうして認められたことで、自信をつけたようです。

ウランバートルでも今回のようなケーキをつくり、センターの子どもたちみんなで食べるため、現在がんばって計画中です。

最後になりますが、今回このような素晴らしい企画を考えてくださった伊勢丹新宿店のカフェ・エ・シュクレ様に、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと子どもたちを代表し、心から感謝を申し上げます。

(柴田貴子 ウランバートルより) 

2010年11月からモンゴルのブログでは、新シリーズとして、モンゴル事務所で働く各スタッフからのメッセージをお届けしています。モンゴルの子どもたちの様子、活動の報告のみならず、スタッフのSCで働く生きがい、またはお国事情・文化の紹介に至るまで幅広くモンゴルを紹介して、みなさんにモンゴルの空気をお届けできれば幸いです。