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ベトナム 台風9号(台風ケッサナー)の被害(09.10.02)

台風9号(台風ケッサナー)はフィリピンで被害をもたらした後、ベトナムにも9月29日から30日にかけて直撃し、子どもを含む92名の死者・19名の行方不明者を出す大きな被害を引き起こしました。この台風により、洪水・土砂崩れなどによる家屋の損壊で、被災世帯の数は52,705に達しています。

 

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特に被害が深刻な地域は、貧困率の高い中部で、セーブ・ザ・チルドレンの事業地であるクアンチ省、ダナン省、フエ省も含まれています。これらの地域では、村の診療所や学校の倒壊、農民や漁民の生活の糧である作物や海産物の損失が報告されています。また、洪水による水の汚染や感染症も懸念されています。

 

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このような状況下、子どもたちも大きな傷を負っています。家族や親せきを失った子どもたちや、生活の基礎である住み慣れた家や通学用品などの所持品を失った心理的ダメージは計り知れません。被災者の多くが貧困家族の子どもたちであるため、特に長期にわたる被災生活が懸念されています。

 

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<暴風雨により倒壊したバス停>

 

このような状況を受け、セーブ・ザ・チルドレンは、被災者を支援するために、10月1日から4つの省に派遣されている調査団で支援機関のリードを務め、ベトナム政府や国連機関との調整も行っています。調査団は主に家屋被災状況、被災者の生活状況、食糧調達状況、被災者の健康状況や衛生状況など8つの分野の情報収集を行い、迅速かつ被災者のニーズに即した緊急救援活動を行うべく、準備を進めています。

 

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<かつて日本人街があったことで有名な観光名所ホイアン>

 

子どもたちが早く安全に日常生活に戻れるよう、皆様のご支援をよろしくお願いします。