フィリピン台風30号緊急支援【第10報】被災地で学校が再開(2013.12.05)

子どもたちがただ子どもでいられる場所を


台風の被害で学校の制服も、教科書も何もかも失くしてしまった被災地の子どもたち。それでも学校の再開に笑顔がはじけます。


レイテ島マッカーサー小学校3年生の生徒たち (c)David Wardell/Save the Children


マシモ・エンシナ先生は、5年生の42人のクラスを担任しています。「まだクラス全員の消息がわかっていないのです。わたしも台風の時に倒れてきた壁で怪我をしてしまいましたが、今日はどうしても学校で生徒たちを迎えたかった。全員の顔を見られないのが、とても悲しいです。」


エンシナ先生と5年生の生徒たち (c)David Wardell/Save the Children


子どもたちは、今後の生活に長期にわたって影響を及ぼすような大災害を経験したばかりです。セーブ・ザ・チルドレンは、その子どもたちが学校に戻った直後の接し方や授業の進め方について、教師を対象にワークショップを開催しています。ワークショップでは、教師たちも子どもたち同様に被災者であることを考慮しながら、学校再開から最初の数週間は、子どもたちがただ子どもでいられる場所で楽しく過ごせるような授業の組み立て方を伝えています。




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