宮城県東松島市での防災学習支援【1】先生方との防災教育研修会 (2014.08.11)

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、子どもを中心として学校、学童保育、家庭、地域、行政が連携する防災を目指して、宮城県東松島市で防災教育を支援する活動を行っています。2014年6月15日に行われた東松島市総合防災訓練を中心に5月末から6月末の活動を3回にわたって報告します。1回目は、5月27日に行った東松島市の先生方との防災教育研修です。

■防災教育研修会(5月27日)■

東松島市教育委員会主催による防災教育研修会で、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとNPO法人プラス・アーツが共同で開発した漫画で学ぶ防災教材「とっさのひとこと」(無料ダウンロードできます)と防災カードゲーム「なまずの学校」を紹介しました。市内の12小中学校に加えて幼稚園と高等学校から計41名の先生が参加されました。





スタッフから教材について説明後、先生方に模擬授業をお願いしたところ、突然のリクエストにもかかわらず、子どもたちが楽しそうに学ぶ姿が目に浮かぶような「とっさのひとこと」の授業をする先生方




東松島市防災課から全小中学校(12校)に配布されている「なまずの学校」を実演




災害時に発生する状況を紙芝居で問いかけ、手持ちのアイテムカードを使用して解決方法を考え中



子どもたちが自らの命を守るため主体的に行動できる力をつけることを目的として防災教育教材を開発しました。その点が、参加された先生方から評価されました。「漫画を用いた『とっさのひとこと』は、子どもたちが興味をもちやすい教材です。状況をよく理解した上で、考えられるのが魅力だと思います。ぜひ活用してみたいです」「『なまずの学校』は、いざという時の判断力、思考力を養う上で、とてもよい教材だと思いました」また、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさんが、自らの命を守ることができる子どもを育てるための教材を開発したことは、子どもを本当の意味で守ることにつながるので、大変意義のあることだと思います」という、とてもうれしい感想もいただきました。

この防災教育研修会で紹介した「とっさのひとこと」や「なまずの学校」は、6月15日に開催された東松島市上げての防災訓練でも使用されました。その様子を2回めの報告で紹介しますので、ぜひご覧ください!


(報告:東京事務所 太田まさこ、仙台事務所 菅原絵美)




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