7月28日、石巻市向陽地区にある3学童保育施設で、イタリアのラグジュアリーレザーブランドトッズ・ジャパン株式会社の協力のもと、一般社団法人スポーツプロボノと共にサッカー教室を行いました。当日は、元サッカー日本代表選手の北澤毅さんと元フットサル日本代表の藤井健太さんと横江怜さんの3人をコーチに迎え、小学1年から3年の子どもたち119人が元気いっぱいサッカーを楽しみました。

サッカー経験や学年を問わずに全員が一緒に楽しめるプログラムをコーチの方々が組み立ててくれたので、みんなで思いっきりボールを使って体を動かしました。プログラムの中で特に子どもたちが楽しんでいたのが、終盤に行われたミニ試合でした。コーチや周囲の大人も参加して、全員がボールに向って一直線に走りながら本気でゴールを狙います。サッカーに慣れ親しんでいない子どもたちも積極的にボールを追いかけていたのが印象的でした。

参加した子どもからは、「だんだんうまくドリブルできるようになってきた」「最初はハンドしてたけど、しなくなった」や、「サッカー嫌いだったけど、今回で好きなった。今度ボールとってやってみる」と言った声が上がっていました。子どもたちを支える指導員さんからは、「子どもたちも楽しんでいるようでよかったです。晴れてよかったです！」
「元日本代表の選手とサッカーが出来る機会なんてなかなかないので、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました」とのコメントが。

こちらのサッカー出前講座は今年で2回目です。昨年は、岩手県釜石市と山田町の学童保育施設の子どもたちを対象に行いました。学校の夏休み期間中、学童保育に通う子どもたちは1日のほとんどを学童で過ごします。被災地の学童保育では、震災以降、近隣小学校の校庭や公園が使用できなくなり、室内での活動を余儀なくされている施設もあります。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンでは、2011年より学童保育支援事業の一環として、活動を応援して下さる企業と共に、子どもたちと指導員の方へスポーツや化学、芸術などの出前講座を実施しています。

 
向陽地区第一放課後児童クラブは、トッズ・グループの支援により2012年に建設された施設です(詳しくはこちらをご覧ください)。

（仙台事務所 飯部）