【熊本地震緊急支援】「こどもひろば」からの声

■「ここに来て、怖がる様子がなくなりました」

「地震が起こって避難してから、4歳の娘はずっと怖がっていて、ちょっとしたことですぐ泣くようになってしまったんです。」そう話すのは、避難生活を送る、3人の子どものお母さん。



「ちょっとした物音にも敏感になって、私のことをなかなか離そうとしないのです。特に夜は、一人になることを怖がっていました。そんな時に、避難所に子どもの遊び場が開かれることを聞いて、ここに来てみました。年の近い子ども同士で遊べるのは嬉しいようで、娘はここで、怖がっている様子が全然なくなりました。今は自分から『行きたい!』と行ってここに来るんです。9歳と11歳の上の子どもも一緒です。子どもたちは、まるで保育園や学校に行くように、毎日ここに来ています。あんなに怖がっていた娘が、ここに来ると、私がいることを忘れてしまうくらい夢中になって遊んでいて、ほっとします。」 

この日も、「パズルとぬり絵をするのが好き!」と、こどもひろばで元気に遊んでいました。

■「笑っている顔を見られるだけでいい」

「4月14日の夜に最初の地震が起こった時、2人の子どもは寝ていて、隣の部屋にいた私は、あわてて子どもを抱えて階下に下りました。今、私たち家族は、車中泊の避難生活をしているのですが、子どもは『おうちがぐちゃぐちゃ』『おうちに帰りたい』と泣くこともあります。そんな状態の中で、この『こどもひろば』があるのは本当に助かります。ここに来ると楽しんで遊んでいて、戻ってくると、『折り紙したよ!』と嬉しそうに話してくれるんです。今は、子どもが笑っている顔を見ているだけでいいんです。」

    


セーブ・ザ・チルドレンは、16日より熊本地震被災地の避難所に、子どもたちが安心・安全に過ごせる空間「こどもひろば」を設置。災害時のストレス下にある子どもたちが遊びを通して日常性を取り戻し、本来持っている回復力を高めます。



【特設サイトのご案内】
熊本地震で被災された皆さまや、被災地で支援活動をする皆さまへ
■「子どものための心理的応急処置」特設サイトはこちらhttp://www.savechildren.or.jp/lp/kumamotopfa/ 
■避難所でもできる遊びの紹介~遊びながら作ろう~特設サイトはこちらhttp://www.savechildren.or.jp/lp/2016asobi_saigai/ 

熊本地震【第四報】これまでの支援活動(2016年4月22日時点)
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