10月11日国際ガールズ・デー 詩人テレサ・ローラ氏-紛争の影響を受けるナイジェリアの少女たちと作詩

10月11日国際ガールズ・デーを前に、セーブ・ザ・チルドレンは、イギリスで活動するナイジェリア出身の詩人テレサ・ローラ(Theresa Lola)氏を招き、ナイジェリアの首都アブジャで、3日間のワークショップを開催しました。参加したナイジェリア中部と北東部出身の12人の少女(14歳~17歳)は、紛争や暴力、ジェンダーに基づく暴力などが、自身の生活や教育を受ける機会に影響を及ぼしている状況について、詩を通してそれぞれの思いを表しました。


テレサ・ローラ氏(右)と、ワークショップの共同ファシリテーター(左)

テレサ・ローラ氏は、次のように述べています。
「少女たちに影響を及ぼす課題、特に紛争やジェンダーの不平等、貧困について光を当てることは非常に重要だと思いました。また、こうした課題を表現する方法として、これまでとは異なる表現方法を提供することも重要だと考えました」


ナイジェリアでは、2015年に15歳未満で結婚する少女は600万人に上り、特に北西部・北東部においては少女の約5割が15歳未満で結婚しています。さらに、1,050万人の子どもたちが学校に通えておらず、うち約5割が北部に暮らす子どもたちです。加えて、北東部・北西部では、女子の5割以上が学校に通っていません。

セーブ・ザ・チルドレンは、2001年からナイジェリアで子ども支援活動を展開。コミュニティや少女、保護者たちとともに児童婚に関する啓発活動を行い、また、紛争の影響により避難を余儀なくされた200万人の子どもたちやその家族に食料の提供や栄養支援を行うなどの緊急人道支援を行っています。2018年に直接支援を届けた子どもたちやその家族は、1,575万人に上ります。
■少女たちの詩(英語)はこちら
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