(公開日:2020.07.17)
【2020年7月豪雨緊急支援】被災した子どものニーズに寄り添った支援
- 日本/国内災害
セーブ・ザ・チルドレンは、記録的な豪雨により土砂崩れや河川の氾濫が相次いでいた熊本県や大分県の子ども・子育て支援組織や災害医療支援組織、保健所などと連携し、7月13日から子どものニーズに特化した物資の配布を開始しました。
連携組織の担当者から、被災地では生活必需品が徐々にそろい始めているが、子どものニーズに特化した物資支援は限られているとの声があったため、子ども用のおむつや肌着、靴下などの衣類や、衛生用品と防災用ホイッスル、文具などが入った緊急子ども用キット1,000セット、避難所で子どもたちが遊べるようにトランプや、けん玉、絵本などのセットを支援しました。
感染症対策として、緊急子ども用キットは、複数で共有する形にならないようひとつのバッグに1人分の物品をまとめ配布したほか、避難所の子どもが遊ぶためのおもちゃセットには、遊んだ後に除菌ができるよう除菌シートも入れました。また、現地の連携団体を通して緊急子ども用キットを配布したときには、感染症対策のため避難所の中には入らず、受付でキットの受け渡しを行いました。
7月初旬より、九州各県の子ども・子育て支援組織や医療支援組織などを通して、子ども関連施設や、避難所での子どもたちの状況について情報収集を続けています。その中で、保育園や学校が被害を受けた地域では、安心して学んだり、保育ができる環境づくりや、保育園や学校までの安全なアクセスに関する課題もみえてきました。
さまざまな組織との連携や聞き取りの中で明らかになってきた子どもたちの状況や、必要とされる支援をもとに、被災前の日常を子どもたちが取り戻せるよう各組織と連携し緊急支援を展開していきます。
2020年7月豪雨緊急支援へのご寄付 bit.ly/3gxTEng