【2020年7月豪雨緊急支援】小中学生460人へ体操服の支援開始 熊本県人吉市

セーブ・ザ・チルドレンは、記録的な大雨に見舞われた九州南部の状況を受け、特に甚大な被害が報告されている熊本県を中心に、被災した子どもたちへの緊急支援を行っていますいます。


写真の体操服は、台風19号緊急支援として小学生に提供したときのものです。

今月初旬からは、初動支援として、緊急時の子どもの基本的ニーズを守るために、熊本県や福岡県、大分県、佐賀県へ連携団体を通して、衛生用品と防災用ホイッスル、文具などが入った緊急子ども用キット1,000セットを配布しました。熊本県では、子どもたちのおむつや肌着、靴下、Tシャツなどの衣類や、避難所で使用する子どものおもちゃなど物資の配布を行いました。

被災地では、7月中旬ごろから再開を始めている保育園や学校もありますが、大きな被害を受けた地域では、保育や学びの環境、学校や学童保育までの通学・通園に関する課題もみえてきました。そのため、セーブ・ザ・チルドレンでは、保育備品や送迎バスなどの支援を始めました。しかし、いまだ学校が再開できていない地域があるほか、学校が再開した地域でも、自宅が浸水被害に遭った子どもたちは学用品が無いままで通学しています。現地では、学校や行政、PTAなどが、子どもたちの学びの環境を整えるためにさまざまな取り組みを進めていますが、被害規模が大きく対応が追い付いていない地域もあります。

セーブ・ザ・チルドレンは、行政や連携団体との調整の結果、現在、緊急かつニーズが高いにも関わらず、支援が不足している体操服の支援を、熊本県内の小学生と中学生460人に対し行うことを決定しました。

2020年7月豪雨緊急支援 (8/1付)
・地域:熊本県人吉市
・支援の内容:小中学生の体操着(460人分)

豪雨発生から1ヶ月が経とうとしていますが、子どもたちを取り巻く状況は、現在も厳しく、継続的な支援が必要です。私たちは、子どもたちに必要な支援を被災地へ届けられるよう、そして、子どもが再び安心して学び、学校生活を送ることができるよう、九州各県の連携団体などを通じて情報収集を継続していくとともに、緊急支援については、団体ウェブサイトやSNSなどでも随時報告していきます。

必要な支援を迅速に被災地に届けられるよう、また、被災地における支援ニーズに基づく緊急支援活動を今後も実施できるよう、2020年7月豪雨緊急支援へのご寄付をお願いいたします https://bit.ly/2EOwVpz

*新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、東京から被災地への緊急支援対応チームの派遣を検討しておらず、連携団体を通しての緊急支援を行っていきます。
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