(公開日:2022.11.11)
【開催報告】子ども・ユースキャラバン 2022 in 松山を開催しました
- アドボカシー
セーブ・ザ・チルドレンは、2023年4月に発足するこども家庭庁の準備過程に、子どもやユースのみなさんの声を届けるために、子どもと政治家など、子ども政策に関わる大人が意見交換を行う「子ども・ユースキャラバン 2022」を、今年、全国4ヶ所で開催しています。
第3回目となるイベントを、10月30日に愛媛県松山市で開催しました(後援:内閣府、愛媛県、松山市、広げよう!子どもの権利条約キャンペーン 協力:NPO法人NEXT CONEXION、NPO法人ワークライフ・コラボ、子どもの権利条約啓発委員会)。
当日は、愛媛県内各地から約30人の子どもとユースが参加し、前半では子どもの権利やこども家庭庁の目的・役割についてアクティビティなどを通して学びました。
後半では、今回新しい取り組みとして、愛媛県内を中心に子どもの社会参加を促す活動を行うNPO法人NEXT CONEXIONで活動する高校生・大学生や、子どもの権利を広める活動を行う大学生がグループワークのファシリテーションを行いました。
子ども・ユースの日々の困りごとや子どもが声をあげやすい環境、子ども政策に対する期待などについて、ファシリテーターが話を引き出しながら、参加者と国会議員や地方議員、子ども政策に関わる大人とが意見交換をしました。
(グループワークの様子)
(集合写真)
参加した子ども・ユースからは、「自分が思っている以上に子どもの権利があることが分かった」、「学校でもこのような場をつくってほしい」、「共感してくれる人がたくさんいた」、などの声が寄せられました。
政策決定者の側からは、「みんな意見があるけれどいえる場所がないと感じていることにびっくりした」、「子どもが忙しすぎることに驚いた」、「子どもたちの声を聴く機会を各自治体で開催できる仕組みづくりが必要」、などの感想がありました。
また、ファシリテーターのみなさんからは、「質問や意見の共有の際に相手によりそうように尋ねると良い」、「反論しない、評価をしない姿勢だと(子どもは)意見を言いやすいと思う」などの意見をいただきました。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもやユースが普段感じている疑問や、自分の気持ち、子ども時代のいま感じている想いを声にし、形にすることを、引き続き応援します。
また、私たちに寄せられた子どもやユースの声をもとに、子どもの意見を尊重・反映できるような子ども参加の仕組みづくりや、大人が子どもの声を聞く際の望ましい姿勢について、引き続き行政や政治家、社会に訴えていきます。
第4回目の子ども・ユースキャラバンは、沖縄県那覇市で12月11日(日)に「子どもの権利条約フォーラム 2002 in 那覇/沖縄」(https://kodomokenri.okinawa.jp/)の分科会として行う予定です。詳細は、当会公式SNSにてお知らせします。
※子ども・ユースキャラバン2022は、感染症の専門家の助言に基づいた感染予防対策を行ったうえで実施しています。