【アフガニスタン】2023年10月7日に起きた西部ヘラート州を震源とする地震について

2023年10月7日午前11時(日本時間同午後3時半)ごろ、アフガニスタン西部ヘラート州でマグニチュード6.3の地震が発生し、その後10月11日、15日にも同地域でマグニチュード6.3の地震が発生しました。同月16日までに43,395人(7,165世帯)が今回の地震により直接被害を受けたと報告されています1


がれきの中を歩く子どもたち


余震が続く中、子どもたちは恐怖におびえ、数千人が家を失い、野宿を余儀なくされています。被災者は緊急シェルター、食料、水、その他の生活必需品を切実に必要としています。さらにそのうちの多くの人は、精神的苦痛を和らげるための精神衛生上のサポートを含む緊急医療を必要としています。


家財・所持品を運ぶ人たち

アフガニスタンの子どもたちは、この壊滅的な地震以前から、すでに人道危機に直面していました。前例のないレベルの飢餓と栄養不良、深刻な経済危機、過去30年で最悪の干ばつにより、同国ではすでに3人に2人が人道支援を必要としていました。そこに追い打ちをかけるように起きた大災害。セーブ・ザ・チルドレンは、今回の地震が、すでに日々苦慮している子どもたちや家族に与える影響を深く懸念しています。
セーブ・ザ・チルドレンは1976年からアフガニスタンで活動していますが、現在の複合的な危機の規模と深刻さは、私たちがこれまでに経験したことのないものです。

 


強風から身を守るため服にくるまり、がれきの中に座り込む子ども



セーブ・ザ・チルドレンの活動
セーブ・ザ・チルドレンは、ヘラート州で最も影響を受けている地域に緊急支援を届けるため、家族への現金支援を計画しています。これらの支援は、食料、安全な水、家を再建するための資材、医療費など、命を守るためのものを購入するのに役立てられます。また、子どもたちのニーズを把握するための調査も実施しており、子どもたちのための安全な場所の設置も含め、必要に応じて子どもの保護や精神保健・心理社会的支援(こころのケア)の活動を拡大する準備を整えています。これらの活動には皆さまからのご寄付を活用させていただく予定です。

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セーブ・ザ・チルドレンは、国内外の緊急・人道支援の最前線で、保健医療、食料やこころのケアなど幅広い支援を提供し、子どもたちの命と未来を守るために活動しています。「いのち・みらい貯金箱」は、緊急支援が必要な地で迅速に支援を行うための資金です。世界各地の自然災害や人道危機における支援に役立てられます。


(海外事業部 アフガニスタン事業担当 瀬戸口千佳)

1 https://reliefweb.int/report/afghanistan/herat-earthquakes-flash-update-6-earthquakes-herat-province-western-region-afghanistan-16-october-2023
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