セーブ・ザ・チルドレンでは、これまでの活動を通してつながりのある小学生から高校生世代の子どもたちに向けて「子ども体験プログラム2024」を実施しています。
8月3日は、森ビル株式会社、森美術館、鹿島建設株式会社協力のもと、六本木ヒルズで『森美術館で現代アートに触れてみよう!!六本木ヒルズの街ツアー&アート探検ツアー』を開催。中学1年生から3年生の子どもたち18人が参加しました。
当日の朝、六本木ヒルズの「ママン」(ルイーズ・ブルジョワの大きな蜘蛛の彫刻作品)を目印に集まってきた子どもたちは、すでに美術作品を目の前にしてアートへの関心をさらに高めている様子。 受付とオリエンテーションが終わったら、いよいよ街ツアー&アート探検ツアーのはじまりです!
まずは森ビルのスタッフから六本木ヒルズの街づくりの中で大切にしている「安全・環境・文化」に沿って、施設設計の工夫を聞きました。その後、「環境」をテーマに作られた屋上庭園へ向かうと、田んぼや池などがあり、都心のビルの屋上とは思えない風景が広がっていました。子どもたちは田んぼや池の中を眺めてカエルを探したり、六本木周辺の眺めなど普段はなかなか入れない庭園を楽しみながら過ごしていました。
街づくりについて知った後は、いよいよ森美術館でのアート探検ツアーです。 森美術館では世界が注目するブラック・アーティスト(黒人芸術家)シアスター・ゲイツの個展を開催しており(※1)、キュレーター(美術館などでアート作品の管理や展覧会づくりなどを行う専門家)がゲイツの作品を分かりやすく子どもたちに解説してくれました。
子どもたちはキュレーターの「この作品はどんな感情に見える?」という問いかけに「笑っているみたい」「苦笑いにも見える!」と思い思いの感想を述べており、それぞれの感性で現代アートを楽しんでいるようでした。
約1時間の解説の後には少し自由時間。その間に、自分が気になった作品を熱心に見たり、記念写真を撮ったり、ゆっくり休憩する子どもたちもいました。
参加した子どもたちからは、次のような感想が聞かれました(※2)。
「屋上庭園がとてもきれいだった。サルスベリの花がまんかいできれいだった。そして蛙のなきごえがきけてよかった。」(中2)
「美術やアートに関する知識が豊富な方からの解説がとても勉強になった。」(中1)
「初めて会った子とすごく仲良くなれた!!」(中3)
(※1)森美術館の展示内容はプログラム当日のものです。現在の展示内容は公式サイトをご確認ください。 (※2)子どもたちの感想は、抜粋して記載しています。
(国内事業部 椎名) |