「私たち自身が変化にならなければならない」子どもたちの未来のための協定の紹介 Generation Hopeキャンペーン2024


「天候の変化や、それが私たち家族の農業にどのような影響を及ぼしているかを目の当たりにして、私は心配になっています。気候変動は、私が単に知識として知っているだけのものではなく、現実に私たちに起こっていることなのです。私たちの健康と未来を脅かす、とても深刻な問題だと思います。」
(ルニャさん、15歳、アルバニア)

世界中の子どもたちは、自分たちの権利が守られ、国々が調和して共存する世界を願い、気候変動の影響から地球が守られる未来を望んでいます。子どもたちは未来のために、今、声を上げています。

●子どもたちが望む未来
9月22日から23日に開催された国連「未来サミット」にて、「未来のための協定」が採択され、すべての人々にとってより良い世界を創造することが約束されました。「子どもたちの未来のための協定(Children’s Pact for the Future)」は、この機会を捉え、Generation Hopeキャンペーン2024のアクション・ウィークの一環として、子どもたちの声をもとに作成されました。2024年5月から6月の間に、世界23ヶ国で行われたキャンペーンの活動を通して、1,230人以上の子どもたちから寄せられたメッセージを紹介しています。気候変動が子どもたちの生活にどれほど大きな影響を及ぼしているか、そしてその影響を減らすために、世界のリーダーたちは今すぐ行動を起こす必要があることを訴えかけています。

「理想的な未来では、政府が持続可能性、再生可能エネルギー、そして子どもたちやすべての人のための環境保護を優先する世界を思い描きます。」
 (エスメラルダさん、17歳、ペルー)

日本のユースからのメッセージ
「子どもたちの未来のための協定」には、日本を含む世界中の子ども・ユースの声が含まれています。日本のユースは、日本をはじめとする先進国が、気候変動に対してより責任を果たすべきだと感じています。

「個人的にだが、気候変動に対する責任は今までCO2排出量の大部分を占めてきた先進国に責任がより傾いていると考えている。」
「具体的には政治的意思や資金調達・配分(技術・雇用・公平性)・消費者行動の変容に上手く対応する必要がある。より子どもの立場に沿った対策を具体的に行ってほしい。まだまだできることはたくさんあると思う。」
(日本のユース)

行動する時は今
気候変動によって、子どもたちが直面する未来は予測不能なものになっています。しかし、方向を変える時間はまだあります。
ナイジェリアに住むリタさん(16歳)は、次のように語っています。
「健やかで豊かな未来を築くためには、すべてのステークホルダーと政府関係者が子どもたちに対して約束したことを実現するために努力しなければなりません。」

Generation Hopeキャンペーンについて
Generation Hope(ジェネレーション・ホープ)」は、気候変動と不平等を終わらせるために、2022年からセーブ・ザ・チルドレンがグローバルに展開しているキャンペーンです。
アクション・ウィークをはじめとして、さまざまな活動を通じて世界で起きている気候変動と不平等の状況について理解を深めた子どもたちが、健やかでより公平な未来を求めて、世界のリーダーたちに対して早急にアクションを起こすよう訴えかけています。

★日本からも引き続き子どもたちの声を募集しています。
以下のページをお読みのうえ、ぜひあなたの作品やメッセージを応募ください:
気候変動と不平等を終わらせるためのメッセージ

●子どもたちの声を聞いてください
未来を創るのは子どもたちですが、そのためには私たち大人も今すぐ行動を起こさなければなりません。「子どもたちの未来のための協定」を通じて、ぜひ日本社会もよりこの問題に目を向け、子どもたちとともに気候変動に立ち向かう必要性を認識してほしいと願っています。

*報告書 「子どもたちの未来のための協定-私たち自身が変化にならなければならない*子ども向けにE-book形式で読むことができます。くわしくはこちら
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■報告書(英語)はこちら
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