【子どもの声】「お風呂に入って友だちと一緒になりたいな」(2011.03.17)




今回の地震と津波の被害に遭われた皆さまに、つつしんでお見舞いを申し上げます。


 


今日は、セーブ・ザ・チルドレンのスタッフが被災地で聞いた、被災者の声をお届けします。


 


 



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津波で荒廃した街。そこにたたずんでいた被災者の親子、6歳のコウスケさん(6歳・仮名)とお父さんが、被災当時の様子などを話してくれました。


 


「地震が起きたとき、とっさの判断で、息子と妊娠している妻を近くの高台まで引き連れていきました。」とお父さんのタカヒコさん(仮名)。20分後、家族は目前で、大きな波を目撃しました。


 


「大きな波の山がぼくたちの家を飲みこんだ。でも、すぐに、もっともっと高い波がぼくたち目がけてやってきて、全部飲み込んじゃったよ。とってもこわかった。水がなくなって自分の家を見に行ったら、何も残っていなくて、ぼくの好きなおもちゃとかカードもなかった。」


 


今、親子は病院に避難しています。「家に帰りたい。お風呂にはいって、友だちといっしょにいたいな」と、自分の気持ちを伝えてくれたコウスケさん。


 


このように、子どもが何を求めているか、考えているか、子どもの声を聴きながら、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもを保護する活動を続けてまいります。


 


皆様のあたたかいご支援をお待ちしております。


 


タカヒコさん、コウスケさん、インタビューに応えてくださり、ありがとうございました。


 


取材日:2011316


取材者:Ian Woolverton from Save the Children


写真撮影:Jensen Walker/Getty Images for Save the Children





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