~ますます素敵な団体に~
SCJが支援しているNPOの活動紹介(2012.3.21)

私たちセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の支援している団体に、『ひまわり集会所運営委員会』があります。
この団体は震災後、子どもの支援を目的に、仮設住宅の住民によって立ち上げられた任意団体です。仮設住宅団地に設置された集会所において、子どもたちが集まり、遊び、学び、そして成長できる時間と場所づくりのための運営や活動企画などを行っています。

私たちSCJは、地域の人々自身が、子どもたちの視点に立ち、子どもに寄り添った支援を行うことができるよう、様々な現地団体の支援を行っています。『ひまわり』さんもそのひとつ。
今日は、『ひまわり』さんで実施しているキャパシティ・ビルディング(組織強化)について紹介します。


昨年12月より毎月続けてきたキャパシティ・ビルディング研修第1弾、
次回3月30日の研修がいよいよ最終回!

初回の研修では数年振り、数十年振り(?)の座学に頭を抱えていたスタッフさん。


表情もカッチカチでした。


以前から、活動の内容はいつも充実しており、イベントや活動への参加人数は私たちも驚く程でした。
「お母さんと喧嘩した~。」と、泣きながら集会所に駆け込む子がいたり、子どもとおじいちゃんが一緒に遊びに来ていたり、スタッフのいるひまわり集会所は、人の温かさのある、子どもが安心して集える場所になっていきました。


クリスマスイベントの様子:住民がたくさん集まり大盛況。子どもたちがサンタになって仮設住宅を回りました。


しかし、そんな活動を知ってもらうにも、内容のバージョンアップを図るにも、スタッフ自身が活動内容をしっかり把握していなければなりません。
キャパシティ・ビルディング研修の実施は、そんなひまわりスタッフさん達からの要望でもありました。
「こんな難しい事、私たちにできるかしら、、、」と初回ですっかり驚いてしまった皆さんもこの通り。


自分たちの活動を確認し、文字に起こすことで「私たち、こんな事も出来ているじゃない♪」と気分ものりのりです。


更には、団体としてのミッション・ビジョンを作成し、集会所に掲載。報告書もこの通りしっかりと書き上げ、こちらが驚く程、みるみる力をつけていきました。



さて、次回はキャパシティ・ビルディング第1弾の最終回。

今後の活動計画の作成を行います。
最終回の様子はFacebookにUPしますので、乞うご期待☆

私たちSCJは、このような、地域で活動しながら子どもたちを支える団体が、自分たちの力で子どもたちと共に活動を中長期にわたり継続していけるよう、キャパシティ・ビルディングも含め、今後も支援を続けていきます。


(報告:コミュニティ・イニシアチブ 仙台事務所 勝又)

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