10年後の自分、まち、東北~未来新聞~Vol.2 (2012.04.11)

「Hear Our Voice5~未来新聞プロジェクト~ 」では、子どもまちづくりクラブ のメンバーが考えてきた“夢のまちプラン”が実現化した10年後、自分たちやまち、東北はどうなっているか思い描いて、新聞をつくりました。前回は未来新聞を作成した様子 をお伝えしましたが、今回は完成した未来新聞を全国で配布した様子をお届けします。


■全国14ヶ所で同時号外配布■


2012年4月1日に、青森から沖縄まで全国14ヶ所で、子どもまちづくりクラブのメンバーをはじめとする子どもたちや大学生等約130名が未来新聞を配布しました。街頭での新聞号外配布という初めての体験に、配布当初は呼びかけや配り方に戸惑いを見せていた子どもたちも、配っていくうちにコツをつかみ始め 、立ち位置を変えたり、目を見て渡すようにするなど、工夫しながらどんどん配布していきました。号外を受け取った方々からは、「ノーベル復興賞受賞?なんだこれ?」「え?2022年になってる!」「子どもたちすごいな、自分も負けてられない」「まつしいというアイディアがすごい!子どもたちが考えたなんて信じられない。」「実現すればいいですね。応援します。」といった声があがっていました。


当日の様子

未来新聞はこちらからご覧ください
1-8面(全紙面)1面2-3面4-5面6-7面8面専門家からの講評


~配布した子どもたちの声~


“配っていたら、「こうなるといいね!」と声をかけてくれた人がいました。とても嬉しかったです。何人かの人がこの活動に興味を持ってくれたのでよかった!!”
“わたすうちに「ありがとう」とか「がんばってね」の言葉がすごく支えになりました”
 “未来新聞の内容はユニークで夢がつまっていてとても面白かったです。逆にここに書いてあることが「すごいね」の一言で終わるのではなく、実現できるようにアクションが起こっていくといいと思います。”
“もらってくれる人がいたらどんどん楽しくなって、気づいたらけっこうくばってて人の役に立つのってこんなうれしいんだって自分の良さに気付けた。”
“この新聞をみんなで実現させていきたい!被害を受けた県にもプラスの考えがあって、本当に、自分たちにもできることを探したいです。”


~号外配布をサポートした大人の声~


“子どもたちが新しい体験ができたこと、オズオズしていた子がうれしそうに「あと1枚だぁ」ってみせに来たこと、そんな姿をみられたことがうれしい”
“若い人たちがけっこう受け取ってくれたのは意外でうれしく思いました。子どもたちの声を聞くということ、これからも大事に日本中に広がっていくといいですね。私たちも自分たちの活動の中で広げていきたいと思います。”
“今までもこどもたちが東北のために何かやりたいという声を聞いてきたけど、何をすればよいのか分からずにいた。でも今回このような形で関われたことは、私たち大人にとっても、こども達の想いを叶えてあげられたようで嬉しい“


今回の配布にあたり、ご協力してくださった全国の子ども支援団体・学校・企業のみなさま、ありがとうございました。5月5日には今回未来新聞を作成した子どもまちづくりクラブのメンバーが東京に集まり、「第2回東北子どもまちづくりサミット~みんなが愛されるまち~ 」を実施します。多くの方々とより良いまちをつくるために話し合いをしたいと思いますので、ぜひみなさまご参加ください!


※未来新聞配付した全国14カ所(都道府県/配布場所/協力団体)
青森県/ホテルフロント/星野リゾート青森屋
岩手県/尾半スーパー・道の駅やまだ/子どもまちづくりクラブ山田
岩手県/MAIYA滝の里店前・ローソン高田竹駒店前/子どもまちづくりクラブ陸前高田
宮城県/イオンモール石巻/子どもまちづくりクラブ石巻
宮城県/仙台市中央通り/子どもまちづくりクラブ石巻
千葉県/七井戸公園/(特活)NPO佐倉こどもステーション・NPO子どものまち
千葉県/船橋駅前/(特活)まちアート・夢虫
東京都/代々木公園/ユースミーティング世田谷
東京都/新宿駅前/和光こどもかふぇ
愛知県/名古屋駅前/(特活)こどもNPO
愛知県/日進市立図書館/じぇねぷろ
京都府/京都駅前/関西在住大学生有志
大阪府/イオン茨木ショッピングセンター/大阪府立松原高等学校
沖縄県/国際通り/与那原あかぎ児童館こどもエコクラブ・泊キッズ児童クラブ・石嶺学童


(報告:仙台事務所/中村悠)

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