(公開日:2012.05.01)
【リリース】アクセンチュアとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、福島県内の復興支援活動で協業(2012.04.27)
- プレスルーム
報道関係各位
2012年4月27日
アクセンチュア株式会社
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
アクセンチュアとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
福島県内の復興支援活動で協業
アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 近智、以下アクセンチュア)と、子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(本部:東京都千代田区、理事長:上野 昌也、専務理事・事務局長:渋谷 弘延、以下SCJ)は、本日、福島県内の復興支援のための活動プログラムを共同で開発し、実施していくことを発表しました。尚、本活動はアクセンチュアの全社企業市民活動の取り組みである「Skills to Succeed」の一環として行われるものです。
アクセンチュアとSCJは、福島県の子どもたちが、将来のためのスキルを身につけることができるような支援プログラムを共同で開発していきます。 そのためにまず、福島県の子どもたちの現状調査を実施します。子どもの保護や子どもの権利の実現、スキル育成、就業力強化ほか様々な支援の可能性を想定しながらニーズを把握し、調査結果を踏まえたアクションプランを策定していきます。また、アクセンチュアは2011年8月に福島県会津若松市に設立した「アクセンチュア福島イノベーションセンター」内の設備を、SCJに無償提供します。
アクセンチュア 代表取締役社長 程 近智は、SCJとの協業について次のように述べています。「アクセンチュアは、福島イノベーションセンターを主要な活動拠点として、会津若松市と公立大学法人会津大学と共同で被災地における産業振興や雇用創出に向けた各種施策立案や運営を支援しています。この度のSCJとの協業により、これまでのビジネス側面の支援だけではなく、将来を担っていく子どもたちの健全な成長と人材育成を促すような社会貢献活動においても被災地復興に貢献して参ります。」
SCJはこれまでにも、福島の子どもたちを対象とした、屋外で遊べるキャンプ支援、県内外の避難先で暮らす子どもたちへの再会支援、水産や農業を学ぶ高校生への給付型奨学金の支援、家庭訪問型子育て支援を行うNPOとの協働事業、次世代を担う子どもたちの夢やチャレンジをサポートする “夢実現プロジェクト”など、さまざまなプログラムを実施しています。
SCJ 専務理事・事務局長 渋谷 弘延は、アクセンチュアとの協業について次のように述べています。「地震、津波に加え、原子力発電所の事故の影響も受けた福島の子どもたちに対して効果的な支援を展開するためには、子どもたちが何を本当に必要としているのか、引き続き調査を継続し、ニーズに即した最適なプログラムを展開する必要があります。セーブ・ザ・チルドレンは国際NGOとして、様々な災害に対する支援の実績と人材をグローバルに有していることで、震災直後から被災地で緊急復興支援事業を行ってまいりました。さらに今後は、世界中のクライアントに対して課題解決型のビジネスを展開してきたアクセンチュアとのパートナーシップのもと、福島の子どもたちの最善の利益のために、一層充実した支援事業を展開できるものと確信しています。」
SCJは、2011年3月から5か年の計画で、主に宮城県・岩手県・福島県にて東日本支援事業を実施しています。「子どもの保護」「教育」「子どもにやさしい地域づくり」の3分野を中心に、子どもたちと、保護者はじめ地域の皆さま、行政関係や団体等の皆さまと共に、法人個人からのご寄付とご意思に基づき、中長期的な展望で東北の復興支援に取り組んでいます。
アクセンチュアの社会貢献活動について
アクセンチュアは、事業活動を通じて培った「人材のスキル発揮を高めるノウハウ」を活かし、企業市民活動において全世界でSkills to Succeed(スキルによる発展)と呼ぶ統一テーマに取り組んでいます。「2015年度までに25万人に対してスキル向上の機会を提供すること」を目標に掲げ、高い実行力を持ったNPO組織と協力して、 各国・地域固有の実情に合わせて選択した“人材スキル向上”に関わる諸テーマを推進しています。日本においては、将来の日本の国際競争力に関わる人材課題として「次世代グローバル人材の育成」、「若年層の就業力強化」、「人材ダイバーシティの促進」の3つのテーマ掲げ、多様な活動を展開しています。活動にあたっては社員の直接参加を重視しており、取組みの企画から実行まで、多様な専門知識をもった多くの社員が主体的に参画しています。
アクセンチュアについて
?2012年、アクセンチュアは日本に進出して50周年を迎えます。?
アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業です。およそ24万6千人の社員を擁し、世界120カ国以上のお客様にサービスを提供しています。豊富な経験、あらゆる業界や業務に対応できる能力、世界で最も成功を収めている企業に関する広範囲に及ぶリサーチなどの強みを活かし、民間企業や官公庁のお客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、その実現に向けてお客様とともに取り組んでいます。2011年8月31日を期末とする2011年会計年度の売上高は、約255億USドルでした(2001年7月19日NYSE上場、略号:ACN)。
アクセンチュアの詳細はwww.accenture.comを、
アクセンチュア株式会社の詳細はwww.accenture.com/jp をご覧ください。
セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年に英国で設立された子ども支援の国際NGO。現在29カ国に独立した組織があり、約1万4千人のスタッフが従事している、世界最大級のネットワークを活かし、年間約14億USドルの事業活動費のもと、約120カ国で教育支援、栄養・保健支援など「子どもの権利」の実現を目指して活動を展開しています。
SCJは、2011年5月に設立25周年を迎えました。2011年12月末日を期末とする2011年度の事業活動収入は約21億円でした。アジアを中心に、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ネパール、インド、アフガニスタン、スリランカ、イラクに日本人スタッフを派遣し、現地で活動を行っています。また、日本国内では2003年より子ども参加事業を展開、2010年より「日本のこどもの貧困」対策に取り組んでいます。
セーブ・ザ・チルドレンの詳細は、http://www.savethechildren.netを、
SCJの詳細は、http://www.savechildren.or.jp をご覧ください。
以上