(公開日:2012.07.18)
【リリース】サントリー・SCJ 福島子ども支援NPO助成プロジェクト「フクシマ ススム ファンド」募集開始(2012.07.18)
- プレスルーム
報道関係各位
2012年7月18日
サントリーホールディングス株式会社
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
サントリー・SCJ 福島子ども支援NPO助成プロジェクト
「フクシマ ススム ファンド」募集開始
サントリーホールディングス株式会社(社長:佐治信忠、以下サントリー)は、東日本大震災復興支援に向けた取り組みの1つである「東北子ども応援プロジェクト」の一環として、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:上野昌也、以下SCJ)を通じて、サントリー・SCJ 福島子ども支援NPO助成プロジェクト「フクシマ ススム ファンド」を立ち上げ、8月1日(水)から募集を開始します。
サントリーとSCJはこれまでも、「東北子ども応援プロジェクト」として、福島県の子どもたちのためにサマーキャンプの支援や水産高校を対象にした奨学金の支給などを実施してきました。
今回は、福島県(県外避難者含む)の子どもたちを多面的にサポートしていきたいとの思いから、NPO助成プロジェクト「フクシマ ススム ファンド」を立ち上げるものです。地元で活動しているNPOを助成することで、福島県の子どもたちのより豊かな成長環境を創出していきたいと考えています。
― 記 ―
▼対象団体
福島県、および福島県の県外避難者が居住している都道府県に活動拠点を有するNPO
▼対象事業
福島県、および県外に避難する子ども(0歳~18歳)の自立や健全な成長に資する事業※、または、こうした支援活動に従事する団体間の連携や活動強化のための協働・連携事業
※妊産婦支援を含む
▼助成期間
2013年度:2013年1月1日~2013年12月31日
2014年度:2014年1月1日~2014年12月31日
※単年度ごとに募集・審査を行います。
▼助成金額
1団体あたり上限200万円もしくは500万円 計1億円
▼募集期間
2012年8月1日(水)~2012年9月15日(土)
当日消印有効
※2014年度分は2013年8月頃からの募集を予定しています。
▼申請方法
ホームページ(http://fukushima-susumu.jp/)の「募集要項」「申請の手引き」を参照の上、必要書類を下記事務局まで送付ください。
※ホームページ開設は2012年7月25日~
<宛先>〒980-0804 仙台市青葉区大町1-2-23 桜大町ビル303
一般財団法人地域創造基金みやぎ内「フクシマ ススム ファンド」事務局
▼決定通知
有識者で構成する審査委員会の厳正なる審査を経て、2012年12月中旬に文書にて通知します。
■ 「フクシマ ススム ファンド」紹介フライヤー(PDF)
▽本件に関するNPOからのお問合せ先
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 梶・川原
電話:03-6859-6869
▽本件に関するマスコミからのお問合せ先
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 桑原
電話:03-6859-0011
サントリーホールディングス株式会社 広報部 電話:03-5579-1150
<ご参考>
●サントリー東日本大震災復興支援に向けた主な取り組み
~救援物資および義捐金3億円の拠出
震災直後には、救援物資として「サントリー天然水」100万本を提供、さらに義捐金として3億円を拠出し宮城県、岩手県、福島県にお届けしました。
~被災地の復興・再生のための40億円拠出
被災地の長期的な復興・再生のため、合計約40億円の拠出を決定しました。「漁業復興のための漁船取得支援」「未来を担う子どもたちの支援」「文化・スポーツ・芸術を通じた支援」活動を開始しており、このうち約24億円を2011年に拠出しました。
ア.漁業復興のための漁船取得支援
岩手県、宮城県の漁業支援として、漁船(共同利用船)取得のための漁業者の負担を軽減すべく、両県に10億円ずつ合計20億円を拠出し、漁船の製造・納品が順次進められています。
イ.未来を担う子どもたちの支援“東北子ども応援プロジェクト”
・青森、岩手、宮城、福島県の水産高校の被災生徒(7校600名)を対象にした「サントリー・SCJ水産業復興奨学金」プログラムを開始、2012年1月には一時金を支給、4月~5月には第1回目の給付が行われました。
・福島県の子どもたちに対して、夏休みを利用したサマーキャンプ、窓を開けられない小中学校の窓への遮熱フィルム取りつけなどの支援を行いました。また、岩手県では、仮設住宅・避難所の子どもたちがのびのびと遊べる室内施設「こどもひろば」を開設しました。
ウ.文化・芸術・スポーツを通じた支援
音楽を通じた復興支援のため、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともに「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を2012年4月に設立し、助成事業や公演事業を行います。このほか、サントリーバレーボール部・ラグビー部が子どもたちを対象にスポーツ教室を開催しました。
~被災地の漁業復興のため追加支援20億円拠出
沿岸エリアの甚大な被害状況や漁業者の経済的負担など、依然厳しい状況が継続していることを憂慮し、2012年2月には追加支援として20億円の拠出を決定しました。昨年に引き続き、漁業者の負担軽減に少しでもお役立ていただくため、漁船(共同利用船)取得等の支援として両県に10億円ずつ合計 20億円を拠出しました。
●「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」について
「セーブ・ザ・チルドレン」は、1919年に英国で設立された子ども支援の国際NGOです。現在29カ国に独立した組織を持ち世界最大級のネットワークを有しています。
「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、1986年5月に日本に設立されました。アジアを中心に、ベトナム、ミャンマー、モンゴル、ネパール、インド、アフガニスタン、スリランカ、イラクに日本人スタッフを派遣し、現地で活動を行っています。また、日本国内では2003年より子ども参加事業を展開、2010年より「日本のこどもの貧困」対策に取り組んでいます。2011年3月12日からは、東日本大震災緊急支援に取り組み、現在は、5か年計画で「子どもの保護」「教育」「子どもにやさしい地域づくり」の3つの分野において、岩手県・宮城県・福島県で復興支援事業2年目を迎えています。
以上