(公開日:2012.09.18)
【福島:コメラさんさん(2)】地元の若者と一緒に南会津の美しい自然を満喫!
~パパと一緒に大冒険 in 南会津~(2012.9.18)
- 日本/東日本大震災/福島
この夏休み、福島の子どもたちが、元気いっぱい遊ぶための行事が各地で行われました。 8月11日、12日に行われた「夏休みパパと一緒に大冒険 in 南会津」もそのひとつ。一泊二日のこのプログラムは、南会津町のNPOひのきスポーツクラブ主催、福島大学人間開発文化学類「スポーツ企画演習」の受講学生主管、そして、ユニリーバ・ジャパン株式会社とセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の協働のもと行われました。ユニリーバ・ ジャパン株式会社とSCJにとっては、今年3月に南会津で行われた「福島の子どもたちにスキーを楽しんでもらうプロジェクト」に引き続いての協働事業です。
美しい南会津の自然をバックに参加者全員で記念写真
「夏休みパパと一緒に大冒険 in 南会津」(以下「大冒険」)は、福島の子どもが、福島県南会津の大自然の中で、普段忙しいお父さんと楽しい時間を過ごすことを目的とした野外活動を中心としたプログラムです。参加した15組の親子ペアは、2日間でカブトムシやクワガタ採集、渓流でのシャワートレッキング、イワナのつかみ取り競争、ゴムボートに乗っての魚釣り、ザリガニの一本釣り、沼でのゴムボートレースなど全7つのミッション(課題)をこなし、各ミッションでの成果に応じて、ポイントを獲得していきます。おっかなびっくりカブトムシをつかまえる子、お父さんに手を引かれながら一生懸命に渓流トレッキングをする子、嬉々としてイワナをつかまえる子、お父さんがこぐボートを上手にかじ取りする子、スタッフの応援にも思わず力が入ります。
各ミッション遂行に励む親子ペア! カブトムシ採集
渓流シャワートレッキング
そして、ボートレース
2日目、全ミッションが終わり、バーベキューランチでお腹がいっぱいになった後、いよいよ各ペアの獲得ポイント数の発表です。優勝ペアは、すべてのミッションで好成績を収めた元気な親子でした。また、参加した全親子ペアにアスパラガスやおいしいトマトなど、南会津の新鮮な夏野菜が賞品として配られ、皆さん、大喜びでした。
子どもたちは、お父さんと楽しい時間を過ごしただけでなく、一緒に参加した子どもたちとも仲良くなりました。参加したお父さんからは、「震災後、外遊びが規制されていて、子どもの体力が確実に落ちている。」、「僕たちの子どものころは、川遊びは普通だったけど、今の子は、外遊び自体しなくなったので、このようなプログラムは本当にすばらしい。」、「子ども時代を思い出して、楽しかった。」「会津というと若松しか知らなかった。今回、南会津に初めて来て、自然の美しさに驚いた。また、ぜひ来たい。」という意見も聞かれました。
お父さんと一緒にイワナつかみ取り 夕食には取ったイワナが出されました
2日目朝は緑が美しい森の中を歩いて、ミッションの場所まで向かいます
このプログラムのすばらしい点は、参加した親子が楽しむだけでなく、「大冒険」の運営に若い力が十分に発揮されていることです。プログラムの企画・運営にあたっては、主催者であるひのきスポーツクラブや大学の指導教官の監督・指示のもと、「スポーツ企画演習」の受講学生が大変な重責を見事に果たしました。また、南会津をこよなく愛する地元出身の社会人が休日返上で各地からかけつけ、冬季スポーツが盛んな南会津でスキー選手として活躍する地元の中高生と共にボランティアとして参加し、プログラムを支えてくれました。
今回のプログラムに参加した誰もが胸に抱いた言葉…「山が好き、川も好き、福島の自然が好き」
ひのきスポーツスタッフ、南会津出身の社会人、地元中高生のボランティアで記念撮影!
福島では震災以降、親子(特に父子)が離れて生活する家族が増えているといいます。本企画のような活動を通し、夏休みのかけがえのない思い出づくり、親子の時間の確保が子どもたちの健やかな成長にとっても非常に大切なことだと考えられます。カブトムシ採集やイワナ釣りを楽しんだ子どもたちは、きっと、今から来年も南会津に戻ってくることを楽しみしているに違いありません。いや、お父さんはもっと楽しみにしているかも...?
(報告:会津若松事務所・五十嵐和代)
美しい南会津の自然をバックに参加者全員で記念写真
「夏休みパパと一緒に大冒険 in 南会津」(以下「大冒険」)は、福島の子どもが、福島県南会津の大自然の中で、普段忙しいお父さんと楽しい時間を過ごすことを目的とした野外活動を中心としたプログラムです。参加した15組の親子ペアは、2日間でカブトムシやクワガタ採集、渓流でのシャワートレッキング、イワナのつかみ取り競争、ゴムボートに乗っての魚釣り、ザリガニの一本釣り、沼でのゴムボートレースなど全7つのミッション(課題)をこなし、各ミッションでの成果に応じて、ポイントを獲得していきます。おっかなびっくりカブトムシをつかまえる子、お父さんに手を引かれながら一生懸命に渓流トレッキングをする子、嬉々としてイワナをつかまえる子、お父さんがこぐボートを上手にかじ取りする子、スタッフの応援にも思わず力が入ります。
各ミッション遂行に励む親子ペア! カブトムシ採集
渓流シャワートレッキング
そして、ボートレース
2日目、全ミッションが終わり、バーベキューランチでお腹がいっぱいになった後、いよいよ各ペアの獲得ポイント数の発表です。優勝ペアは、すべてのミッションで好成績を収めた元気な親子でした。また、参加した全親子ペアにアスパラガスやおいしいトマトなど、南会津の新鮮な夏野菜が賞品として配られ、皆さん、大喜びでした。
子どもたちは、お父さんと楽しい時間を過ごしただけでなく、一緒に参加した子どもたちとも仲良くなりました。参加したお父さんからは、「震災後、外遊びが規制されていて、子どもの体力が確実に落ちている。」、「僕たちの子どものころは、川遊びは普通だったけど、今の子は、外遊び自体しなくなったので、このようなプログラムは本当にすばらしい。」、「子ども時代を思い出して、楽しかった。」「会津というと若松しか知らなかった。今回、南会津に初めて来て、自然の美しさに驚いた。また、ぜひ来たい。」という意見も聞かれました。
お父さんと一緒にイワナつかみ取り 夕食には取ったイワナが出されました
2日目朝は緑が美しい森の中を歩いて、ミッションの場所まで向かいます
このプログラムのすばらしい点は、参加した親子が楽しむだけでなく、「大冒険」の運営に若い力が十分に発揮されていることです。プログラムの企画・運営にあたっては、主催者であるひのきスポーツクラブや大学の指導教官の監督・指示のもと、「スポーツ企画演習」の受講学生が大変な重責を見事に果たしました。また、南会津をこよなく愛する地元出身の社会人が休日返上で各地からかけつけ、冬季スポーツが盛んな南会津でスキー選手として活躍する地元の中高生と共にボランティアとして参加し、プログラムを支えてくれました。
今回のプログラムに参加した誰もが胸に抱いた言葉…「山が好き、川も好き、福島の自然が好き」
ひのきスポーツスタッフ、南会津出身の社会人、地元中高生のボランティアで記念撮影!
福島では震災以降、親子(特に父子)が離れて生活する家族が増えているといいます。本企画のような活動を通し、夏休みのかけがえのない思い出づくり、親子の時間の確保が子どもたちの健やかな成長にとっても非常に大切なことだと考えられます。カブトムシ採集やイワナ釣りを楽しんだ子どもたちは、きっと、今から来年も南会津に戻ってくることを楽しみしているに違いありません。いや、お父さんはもっと楽しみにしているかも...?
(報告:会津若松事務所・五十嵐和代)