(公開日:2014.06.13)
第8回子どもまちづくりクラブ報告会@石巻:参加者と一緒に商店街をまち歩き (2014.06.13)
- 日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
石巻市子どもセンターを拠点に、商店街の活性化に向けて、“商店街マップづくり”に取り組んでいる石巻市子どもまちづくりクラブでは、2014年6月1日(日)に、第8回石巻市子どもまちづくりクラブ報告会を実施しました。地域の方と一緒に商店街に飛び出し、まち歩きをしながら行った活動報告会の様子をお届けします♪
■石巻市子どもセンターで実施するはじめての活動報告会■
石巻市子どもまちづくりメンバーが約2年半かけて取り組み、2013年12月に完成した石巻市子どもセンター(以下子どもセンター)。完成に伴い、石巻市子どもまちづくりクラブも2014年から子どもセンターの事業となりました。そのため、今回は子どもセンターで初めて行う活動報告会です。メンバーが子どもセンターの顔となるようにデザインしたギャラリーで、メンバー7名、参加者19名(内子ども3名)、計26名で実施♪まずは当日の様子を動画でご覧ください!
■目指せ!商店街の活性化!“商店街マップづくり”の報告■
まずはメンバーによる活動報告でスタート!はじめに、5月に仙台で実施した第5回東北子どもまちづくりサミットの報告。参加者の中には、「仙台までは行けなかったが、どのようなサミットだったのかを知りたい」という理由で参加され方もおり、「自分たちの活動だけでなく、他の地域(岩手県や福島県)の様子も参加者の方々に伝えたい」というメンバーの思いを届けることができました。
続いて、メンバーが現在取り組んでいる”商店街のマップづくり”の報告。子どもセンターの利用者である子どもや保護者が少しでも周辺の商店街に足を運ぶように、商店街の活性化に向け開始したという経緯や、どのようにマップ作りを行っているか、動画を使って紹介しました。
■百聞は一見にしかず!参加者も一緒にいざ、商店街へ■
活動報告の後は、参加者の方にも商店街をもっと知ってもらうため、ゲーム形式で商店街のまち歩き!実際に石巻市内外の参加者の方が商店街に足を運んで、見て・聞いて・感じてもらうため、商店街の方の協力を得て実施したこの企画。メンバーが“商店街マップづくり”を通じて、お店に取材に行ったからこそ知った情報をクイズにし、参加者の方々は実際にお店を訪れ、クイズの答えを探します。
お店を案内するまでの道中ではガイド役をつとめるメンバー。クイズに正解したあとは、記念撮影。お店の方と一緒にパシャ★
■三人寄れば文殊の知恵!26名で広がるさらなるアイデア■
まち歩きの後は、メンバーと参加者が一緒に意見交換♪今回の話し合いのテーマは、実際にまち歩きをした感想を踏まえながら、“石巻ってどんなところ“、“まちの活性化のためにマップをどう活用できるか”。
かつて商店街に住んでいた方や東北外から来られた方、小学3年生から70才代の方まで、多様な背景をもつ参加者が、色々な角度から石巻について話し合いました。商店街マップの活用方法では、「実際に歩きたくなるように、マップにスタンプラリーを盛り込む」「今回のように子どもたちがガイドをする」「今流行りのSNSで発信」「選挙カーのように、車を使って宣伝」など様々な意見が出てきました。
■これからも子どもセンターを拠点に、商店街の活性化に向けて活動■
活動報告からまち歩き、そして意見交換と盛り沢山の120分。メンバーから地域の方に活動を報告するだけではなく、商店街の方の協力、参加者の方々の意見、すべてがあったからこそ報告会を開催できました。ご参加、ご協力くださったみなさん、ありがとうございました!
石巻市子どもまちづくりクラブは今後も石巻の復興を目指し、まずは商店街の活性化のために、商店街マップづくりに引き続き取り組んでいきます。その進捗も随時報告していきますので、完成をお楽しみに♪ぜひ石巻にも足を運んでみてください。
~メンバーの声~
・こんなに楽しめるとは思っていなかったので、思っていたよりもよかったです!!(小6・女子)
・まち歩きで自分が伝えたいことを伝えることができた。(中3・男子)
・もっと話し合いをしたい。大人ならではのイケン、子どもならではのイケンをあわせて最良のアイデアをつたえたい!商店街に興味をもってくれる人はもっともっと増やせる!!(高3・女子)
~参加者の声~
・子どもと大人が一体的な報告会でした。子どもたちが自ら意見を伝えるようになって、もっともっと聞いてみたいと感じました。(40代・行政)
・子どもたちを軸に街全体の一体感・エネルギーを感じました。子どもまちづくりクラブのような活動は、個人の成長にもとっても有益だと思うので、ぜひ多くの経験をさせてあげてほしい。(30代・企業関係者)
・子どもと大人がともに、まちづくりを考えるよい機会だと思った。子どもの自由な発想は貴重な意見になると思う。大人だけの考えではなく、子どもの考えを生かした方がいいと思う。(40代・地域関係者)
(報告:石巻市子どもセンター職員 進士知子)