わたしのまちでもポスターを!復興に取り組む東北の子どもたちのポスター掲示(2014.09.11)

子どもまちづくりクラブメンバーも制作に参加した復興に取り組む東北の子どもたちのポスター。本ポスターは、都営地下鉄全線に掲示された他、全国の様々な方々に掲示にご協力頂きました。ポスター掲示にご協力くださった方、掲示されたポスターを見た方はどのようなことを思い、感じたのでしょうか?




■保育園や大学、病院、様々な場所での掲示!ソーシャルメディアでの発信も!!■
本ポスター掲示は、東京都の復興支援事業の一環である都営地下鉄広告枠での地域振興PRポスターの無償掲出を活用して実施し、4月7日から23日までの間、都営地下鉄の車両内や主要な駅構内に掲示されました。



都営大江戸線/六本木駅、 都営浅草線/日本橋駅での掲示の様子


そして、本ポスターの掲示を全国のみなさんに呼びかけたところ、個人や企業の方が協力してくださり、約30か所で掲示が実現!子どもまちづくりクラブを実施する岩手・宮城はもちろん、秋田・栃木・埼玉・東京・神奈川・静岡・愛知・京都・奈良・大阪・兵庫・広島・福岡・宮崎・熊本と全国各地の保育園や小学校、大学、地域のコミュニティセンターをはじめ、自宅の掲示板や勤務されている病院などたくさんの場所で掲示されました。


 
 

掲示にご協力くださった方々は、
「東北の地震と津波を風化させない。大人の自分には何ができるのかを自分自身に問いただしてもらうきっかけに」(静岡県)、
「小さい子どもたちや親御さんたちの集まる場所に掲示して東北の子どもたちが主体的にまちづくりをしていることを知ってもらいたい」(愛知県)、
「東北より遠い地にあって、現地の子どもたちの思いを伝えたかった」(宮崎県)、
「東北の子どもたちの力を感じてほしかった」(東京都)、
「子どもたちに、自分に出来ることをすこしでも考えてほしいと思った」(東京都)、
「?子どもの意見が尊重されるべきこと ?関西においては、東日本大震災のことが忘れられようとしているなかにあるが、東北現地ではたゆまない動きがあることを自分の住んでいる地域の方にサリゲナク、知ってもらいたい」(大阪府)など、
東北の子どもからのメッセージを受け取り、様々な思いを抱いて全国各地でそのバトンをつないでくださいました。


また物理的な掲示以外にもポスターを囲んで撮影した写真をFacebookで発信してくださった方も!

 



掲示を見た方々からは、「子どもたちの声を聞く大人の姿勢も大事」「学生を被災地のボランティアに誘う広告はたくさんあるなかで、訴えるものも大きかった」「内容を読むと、何かをしたい、という気持ちになりました」といった声に加え、「今後も、このようなポスターが作成されることを希望します」という声もありました。


東北の子どもたちのポスター掲示にご協力くださった全国各地のみなさん、ありがとうございました。


■震災から3年半。東北の復興について、改めて考える■
また、掲示にご協力頂いた方々からは、「このポスターを観て、改めて復興活動への細く長い支援が必要だと感じました」「震災の記憶が薄れてしまうのはどうしようもないことだと思いますが、今回の件も含め、今後も継続的に自分事として東北の震災を捉えていける試みが大切だと思いました」といった感想を頂き、本ポスターが東北の復興について改めて考えるきっかけになったようです。


今日、2014年9月11日で東日本大震災から3年半。東日本大震災の風化が懸念される中、いま一度、かけがえのない今を生きる東北の子どもたちに思いをよせて、一人ひとりが東北の復興について考え、行動することがこれからの東北の復興へとつながっていくのではないでしょうか。


セーブ・ザ・チルドレンでは、今後も東北の子どもたちが地域の復興に向け“Speak Out”、声を上げ、参加できるよう、さまざまな機会をつくっていきます。みなさんも引き続き応援・ご協力の程よろしくお願い致します。



(報告:東京事務所 吉川恭平)

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