(公開日:2014.09.25)
“当事者”である子どもたちにも報告を:東日本大震災復興支援事業部、中間評価報告書チャイルド・フレンドリー版を作成(2014.09.25)
- プレスルーム
子ども支援専門の国際組織である公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:上野昌也/専務理事・事務局長:千賀邦夫、以下SCJ)は、これまでの東日本大震災緊急支援・復興支援状況および今後に向けての課題をまとめた中間評価のチャイルド・フレンドリー版報告書を発行しました。本報告書は、9月中旬より、行政の協力を得て、岩手県で約4,500部、宮城県で約17,000部、福島県で約4,000部、子どもたちに配布しました。
■東日本大震緊急支援・復興支援への中間評価
SCJは、2011年3月より、5カ年にわたる東日本大震災緊急支援・復興支援プログラムを実施しています。支援期間の折り返し地点である昨年2013年に、本事業の対象者である子どもと子どもを支える立場にある大人をはじめ支援事業を支えている関係者や寄付者等への説明責任を果たすため、また、今後の戦略を見直すために、過去の支援状況を振り返る中間評価調査を実施、大人を対象とした報告書としてまとめられました。
■子ども向け中間評価報告書
SCJは、大人と同様、子どもに対しても説明責任を果たすことを大切にしています。また、子どもの権利条約においても「子どもの知る権利」が約束されています。子どもたちに「どんな支援が行われたか」「今後どのような課題が残っているか」を説明するため、子ども向けの報告書を発行することとしました。
報告書に掲載されている事業内容は、「子どもまちづくりクラブ」「子どもたちへの支援に取り組むNPOへの助成事業」「学校への支援事業」「地域の遊び場づくり」「遊びを通して楽しく学ぶ防災」「放射能リテラシープロジェクト」などです。各事業の紹介とともに、今後の課題・展望についても言及しています。
■子どもの意見を取り入れて作成されたレポート
本レポートの主な特徴は、低学年用・高学年以上用と2種類作成されていること、および、作成プロセスに子どもたちからのフィードバックを貰う機会を設けたことです。「漢字がわからない所がある」「字が小さいところが読みにくい」「色んな写真とか絵とかが入っているので分かりやすい」「中間ふりかえり、って何か分からない」等々、わからない言葉、ルビの有無、デザインなどについて子どもたちの意見を聞き、よりよいレポート作成を目指しました。
本レポートは次のサイトから無料でダウンロードをすることができます。また、読者が支援内容についてさらに詳しく知りたければ、レポートに記載された連絡先にフィードバックをお送りいただくこともできます。http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1685)
【本件に関する問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 担当:松永
携帯:080-2568-3144 / メール:matsunaga.yuka@savechildren.or.jp
TEL:03-6859-0011 / FAX:03-6859-0069
URL:http://www.savechildren.or.jp