(公開日:2014.10.01)
復興に向け子どもたちが実現した児童館「石巻市子どもセンター」がグッドデザイン賞を受賞!(2014.10.01)
- プレスルーム
子ども支援専門の国際組織である公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン (理事長:上野昌也/専務理事・事務局長:千賀邦夫、以下SCJ)が支援する「石巻市子どもまちづくりクラブ」の企画・デザインによる「石巻市子どもセンター」が、グッドデザイン賞 (主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞いたしました。
SCJは、子どもの権利が守られる世界を目指し、東日本大震災の直後から、岩手県・福島県・宮城県で、緊急・復興支援活動を行ってきました。復興にむけて、地域の一員である子どもたち自身が声をあげ、参加することで、より良いまちづくりを目指す活動を展開しています。
上記の活動のひとつである「石巻市子どもまちづくりクラブ」が企画・デザインした「石巻市子どもセンター」の取り組みを石巻市・SCJ連名にて応募したところ、グッドデザイン賞受賞が決定。次のような評価を受けました。
「宮城県石巻市の子どもたちが主体的に企画し、デザインした児童館。子ども参加によるまちづくり事業の一環としての具体的な活動。地域の一員として復興を担う子どもたちの意見を尊重し、反映する場づくりがされている。寄贈され開所されたあとも子どもたちと共に運営がされているところも興味深い。子どもたちの未来の活躍に期待したい。」(グッドデザイン賞HPより引用)
この受賞をお知らせするとともに、子ども自身が復興プロセスに参加し、子どもの声を地域の復興プロセスに反映することの重要性を発信したく、ご報告いたします。
◆石巻市子どもセンター
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市内に児童館を建設し市へ寄贈したプロジェクト。地域の一員でありながらも、復興に向けたまちづくりに参加する機会が保障されていない子どもたち自身が、子どもの意見や思いを「石巻市子どもセンター」として企画・デザイン起案し、地域と連携し、実現しました。同センターは、ギャラリー、吹き抜けのある空間、図書・ キッズコーナー、スポーツ室、防音室、多目的室などがある2階建ての木造建築物。上下階のコミュニケーションがとれ、“交流”と“居場所”の性格を併せ持つ施設となりました。施設建設をゴールとせず、子どもの社会参加の拠点となるよう子どもたち自身が条例前文を策定、採択されました。
◆詳細情報
事業の詳細については、以下のブログをご覧ください。
・子どもまちづくりクラブvol.41~宮城県石巻市~(2014.01.31)
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1395
・復興に向け子どもたちが実現した児童館「石巻市子どもセンター」がグッドデザイン賞、キッズデザイン賞、を受賞!(2014.10.01)
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1694
【本件に関する問い合わせ先】
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 担当:松永
携帯:080-2568-3144080-2568-3144 / メール:matsunaga.yuka@savechildren.or.jp
TEL:03-6859-0011 / FAX:03-6859-0069
URL:http://www.savechildren.or.jp