(公開日:2014.10.27)
【福島:コメラさんさん(17) 】
保育園児の「外遊びデビュー」秋の活動がスタート!!(2014.10.27)
- 日本/東日本大震災/福島
保育園児の外遊びや自然体験を応援する「外遊びデビュー」。夏は200人以上の子どもたちが水遊びや外遊びをして楽しみました。
(詳細はhttp://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1607)
そして、9月からは、これから木々の葉が色づく猪苗代磐梯山のふもとで秋の活動が始まります。森の探検では虫やきのこ、松ぼっくりを探したり、芝生の上でのソリ遊び、さわやかな秋空の下で、みんなで楽しいお弁当タイム。
この取り組みは、アンリツ株式会社の支援を受け、福島県猪苗代町に拠点を置くNPO法人こどもの森ネットワークと共に、SCJが進める活動です。アンリツ社からは、夏に続き、社員の皆さんがボランティアとして活動に参加しています。 今回は9月26日の郡山市の富久山乳幼児保育園、託児所ぞうさん、そして、10月7日梅の木保育園の子どもたちの活動の様子をお届けします。
やった~着いたよ!あっちまで競争だ~!!
子どもたちのワクワクは止められません。到着すると猛ダッシュ!!青空の下、太陽の光と草の匂いをいっぱい感じながら、元気いっぱいに駆け出しました。
わ~い、芝の上をゴロゴロしちゃう、気持ちいい~!
森の中には何があるんだろう?みんなで探検に出かけます。「まつぼっくりがあったよ」「石の下にはダンゴ虫がいっぱいだー」みんな大はしゃぎです。
持って帰ってお母さんに見せるんだもん♪
森の宝探し、楽しいね!
おいしいお弁当の後は芝生の上でソリ遊び。みんな上手に滑ることができるかな? 段ボールをしっかり持って、体を後ろに倒して、足を上げて・・・ちょっとしたコツが必要です。自分からどんどん滑り出す子、なかなかうまく滑ることができない子、始めはちょっと怖かったけど、滑るお友だち見てチャレンジする子。ダンボールが破けちゃうまで遊びましたね。
行くぞ~!僕が一番だ~!!
「普段はこんなふうに外で思いっきり遊ばせてあげられないから、とっても貴重な経験ですね」引率の保育士のお言葉です。自然の中で体を思いきり動かし、五感を育む経験は、子どもの健やかな成長にはとても大切です。これからもSCJはこれからも「遊ぶ」「学ぶ」という「子どもの権利」を大切にしながら地元団体や企業と連携・協力を深め、子どもの心身の健やかな成長を応援していきます。
記念撮影でハイチーズ!みんないい笑顔、楽しかったね♪
<コメラさんさんプロジェクト>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは福島プログラムの一環として、震災後、「コメラさんさんプロジェクト」を開始しました。このプロジェクトは福島第一原発事故後、放射線被ばくへの不安や、長期化する避難生活の影響などから、福島県で野外活動や体を思い切り動かす機会が減少した地域の子どもたちが、安心できる環境で、自然体験をしたり、思い切り遊んだり、運動できる機会を提供することを目的としています。
※コメラは福島の方言で「子どもたち」の意。
(福島事務所:藤井由佳)