【G7伊勢志摩サミット】NGO/NPOからの働きかけ

セーブ・ザ・チルドレンは、今年のG7における国際的な優先課題をSDGs、保健、および栄養に設定しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンはこれに「責任あるサプライ・チェーン」も加え、それぞれの課題に取り組む国内外の様々な団体やネットワークと共に、提言活動を行ってきました。 (提言内容と活動はこちらからご覧ください

26日・27日と開催されているG7伊勢志摩サミットでは、国際メディアセンターに隣接したNGOスペースで、様々な課題に取り組むNGO/NPOによるG7サミット市民社会プラットフォームが、市民社会からの多様な課題に対する要望について記者会見や展示を行っており、セーブ・ザ・チルドレンもその一員として発信を続けています。

保健の分野では、誰もが、どこでも、お金に困ることなく、自分の必要な質の良い保健・医療サービスを受けられる状態、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を求め、G7首脳にUHCスーパーヒーローになってもらいたいという期待をこめたパネルを展示。ユニークな取り組みとして、国内外のメディアに取り上げられています。



NGOスペースの定例記者会見では、G7首脳への要望について、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン アドボカシー・マネージャー堀江由美子(写真左)とセーブ・ザ・チルドレンUKチャイルド・サバイバル部長サイモン・ライト(写真中央)がメディアに対して説明を行いました。



続いて、セーブ・ザ・チルドレン・アドボカシー・スペシャリスト大野容子が、貧困国からの「税逃れ」による税の流出が、毎年19兆円にものぼっている現状と、その資金がタックスヘイブンに流れる代わりに保健医療に使われることで、多くの子どもたちの命を救うことができることを説明しました。



また、NGOスペースでは、書道家徳山尭浩氏による「今日の一文字」のパフォーマンスが実施されており、サミットに対する市民社会の見解や評価を表した一文字が毎日決定されます。サミット初日の一文字は「視」。立場によって見えなくなってるものを、理解し、個々の「視」点「視」線「視」野にたった首脳宣言を求め、この一文字が選ばれました。

  

 明日は、G7首脳宣言に対する、市民社会からの評価を発表します。

報告:コミュニケーションズ部広報 田代範子
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