子ども80人、おとな132人が集合!!「第7回東北子どもまちづくりサミット~ぼくらとはばたく夢のまち~」Vol.2

東日東日本大震災から5年半となる2016年9月11日。東北、熊本をはじめ全国の子ども・大人212人が一堂に会する「第7回東北子どもまちづくりサミット~ぼくらとはばたく夢のまち~」を開催しました。今回は、「第7回東北子どもまちづくりサミット」の前半部分である、子どもたちの発表について、さらに詳しくご報告します。

(報告第1弾はこちらをご覧ください。Vol.1


特番スタート!TKN/東北子どもニュース
メインキャスター2名によるリードで発表がスタートしました。



【岩手県・山田町子どもまちづくりクラブ】
 “子どもの居場所”と“図書館”機能をもつ山田町ふれあいセンターの館内を特派員がめぐりながら、行政職員や子どもまちづくりクラブメンバーが山田町の復興状況や、ふれあいセンターの各部屋の特徴、込めた思いを発表。メンバーが考えた山田町の公認ゆるキャラ「まつしい」も体全体を使ってふれあいセンターの良さをアピールしました。メンバーの5年間を見守り、協力してきた地域の方からは、自分たちのアイデアを実現し、成長したメンバーの姿に感激するコメントもありました。




【宮城県・石巻市子どもまちづくりクラブ】
メンバーが企画・デザインし、完成した石巻市子どもセンター「らいつ」。館内を中継しながら、5年間を通じたメンバー自身の変化や成長、今後への思いを特派員によるインタビュー形式で紹介しました。2014年1月の開館後は、なんと7万人以上もの利用者があるなど、元施設長から「らいつ」の成果についても語られました。子どもたちが企画・デザインしたというだけでなく、運営や愛称決定にも関わっていることに、会場の方々も参考になる部分が大きかったようでした。




【岩手県・陸前高田市子どもまちづくりクラブ】
2012年9月に地域の方と連携し、完成した復興のシンボルモニュメント、ミニ「あかりの木」。再建される図書館に子どもの声を反映するための活動や、震災を風化させないために、地域の現状と復興への思いを写真で発信する「進め!高田っ子!まちづくりフォト☆」、活動を通じた自分の変化など、これまで盛りだくさんな活動をしてきた陸前高田市の子どもたち。特派員が次々インタビューしながら紹介しました。行政の方からは「子どもたちが復興に関わっていくということは本当に大事」というメッセージもありました。




TKNニュースの最後には、当日参加した子どもまちづくりクラブメンバー全員で手をつなぎ「みんなが主役のまちづくり!」と会場へメッセージ。メンバーは、笑顔で5年間の集大成を届けました。




【世界のより良い防災へ向けた福島の子どもたちの発表】
最初に、2013年から3年間にわたり、国際会議を通じて福島の子どもたちが届けた思いを動画で上映。さらにいわき市出身の子どもが、福島県の子どもたちが当時経験した状況、今も直面している震災の影響を訴えるとともに、震災があったからこその気付き・学びについて力強いメッセージを届けました。





【震災から5か月、熊本県の子どもたちが描いた“夢のまちプラン”】
今回が初めての参加となる熊本県益城町の子どもたちは、8月に行われた子どもまちづくりリーダーツアーで作成した遊び場、自然、安全、防災、住民参加のまちづくりなど6つの“夢のまちプラン”を報告しました。1ケ月前に初めて出会った仲間同士で、「リーダーも大切だけど、私たち住人にも、言う・考える権利がある。ぼくたち、私たちの意見を聞いてください」とまっすぐに会場へ思いを届ける姿が印象的でした。





東北と熊本の子どもたちの発表、いかがでしたか?
後日、参加者の声や当日の動画を報告しますので、そちらもぜひご覧ください。お楽しみに♪


(報告:東京事務所 田代光恵)

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