(公開日:2016.11.18)
ポジティブ・ディシプリン in 港区
- 日本/子ども虐待の予防
11月は、子ども虐待防止推進月間であることをご存じですか?東京都港区では、子ども虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るために定められたこの推進月間に合わせて、港区要保護児童対策地域協議会主催「養育家庭体験発表会/いじめ・児童虐待防止講演会」が開催されました。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンもこの講演会に参加する機会をいただき、「~前向きなしつけ~『ポジティブ・ディシプリン』の考え方を通じて、たたかない、怒鳴らない子育てについて、考え始めませんか。」として、講演会第三部において、2009年より取り組む「ポジティブ・ディシプリン」の紹介をしました。
会場には、子育て中の方を中心に70名近い参加者があり、子育てにはひとつの正解があるわけではないこと、子育ての課題に対する答えを出すのは皆さん一人一人であることを最初に述べつつ、たたかない、怒鳴らないポジティブな子育ての提案として「ポジティブ・ディシプリン」の考え方をいくつかのワークを交えつつ説明しました。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの取り組む「ポジティブ・ディシプリン~自分の子育てをふりかえる~」(18時間版プログラム)は、港区では来年1月より、港区立子ども家庭支援センターの親支援プログラムの一環として開催されることとなりました。このプログラムを通じて、たたかない、怒鳴らない子育てについて、区民のみなさんと一緒により深く考えていく機会にできればと考えています!
なお、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、子ども虐待防止月間に先立ち、「たたかない、怒鳴らない ポジティブな子育て」に関する基本的な情報を紹介するウェブページを立ち上げました。このページにはポジティブ・ディシプリンの概要を紹介する冊子のPDFも紹介されています。ぜひこちらをご参照ください。
(報告:東京事務所 西岡智子)