【西日本豪雨 緊急支援】岡山県倉敷市で被災した保育園へ備品支援を実施

20187月の西日本豪雨災害は、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校などの教育施設に大きな被害を与えました。今回、セーブ・ザ・チルドレンが支援した倉敷市真備町のある保育園も例外ではありませんでした。

 

発災直後、初動調査で現地入りしたスタッフによると、水はすでに引いていましたが、2階建て建物の1階部分が、天井近くまで浸水するほど被害は甚大で、園庭内に備品や遊具が散乱していたとのことでした。

 


その後、セーブ・ザ・チルドレンは倉敷市保健福祉局子ども未来部保育・幼稚園課からの要請により、保育園の再開に向けて備品を支援することになりました。

支援内容は、通常の保育を行う上で不可欠な園児用のいす、テーブル、下駄箱などで、
11月の完全再開に合わせて提供しました。2019128日に訪問した際には、新しい椅子やテーブルで美味しそうにおやつを食べる園児たちの姿を見ることができました。



今回訪問した際、園長先生は被災時や現在の様子などを話してくれました。被災については、その被害の大きさを伝える写真とともに、遊具や下駄箱などが流されていたこと、水位が天井近くまで来た話など、当時の状況について説明をしてくれ、現在からは想像できないほどの被害の大きさが分かりました。

いまは、被災前に近い人数の園児が戻ってきているものの、被災後は周辺の家の明かりが少なく暗いといった不安の声もありましたが、まずは、さまざまな支援によって通常の保育が再開できていることに喜び、安堵されている様子でした。

 


今回の訪問では、提供した備品が保育に活用されている様子、修繕された園内で元気に過ごす園児たちの姿を見ることができました。

これからも、セーブ・ザ・チルドレンは災害の影響を受けた子どもたちのために支援活動を行っていきます。

 

(国内事業部 神戸秀樹)

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